恋、焦がれ

□第三話:盗
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「よ、おはよ」





第三話:盗





「幽助!」


ベランダから下り、開けっ放しだった玄関から入った。


「あ?なんだ沙知、お前も来たのか?おせーよ」
「う、煩いわね。あ、アンタ、本当に生きてる?生きているんだね?」
「な、泣くこたぁねーじゃねーか」
「仕方が無いじゃない。幽助が死んだなんて信じられなかったんだから」


生き返るって事が知ってても、いざ本人を目の前にすると嬉しくて涙が出てしまう。
でもね、幽助。霊界に関わったって事は、コレから先のアンタは・・・。






 
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