Tribute
□七不思議【前編】
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「…何の用なの?
わざわざ教官の部屋にまで行って…」
ライエルは今、修練場に来て居た
修練場にはすでにソーマと琉架が立っている
ライエルは一度ツバキの部屋を訪ねてからここに来て居る
何故そんなことをしなければいけなかったのかと不思議に思っていた
「でもちゃんと従ったんだな」
琉架は苦笑しながらそう言うとライエルはむすっとした顔で言い返した
「うるさいよ
僕は自分の直感に従ったまでだし」
「直感に?」
ライエルの言葉に琉架もソーマも不思議そうだ
「なんか三人から逃げたほうが良さそうな感じがしてたからね…」
「…すげぇな…
その直感は当たりだぜ?」
「…当たり?」
「ああ
理由は知らねぇけど俺達に女装させたいらしい」
「…は?なんで?
アンタはまだわかるけどなんで僕まで…」
琉架の言葉に素直に驚くライエル
「てめぇ…
今暗に女顔って意味で言ったよな?」
逆に琉架はライエルの言葉に嫌悪感を表した
「だからツバキ教官の部屋に寄ってから来いってことだったんだ…
なるほどね…」
ライエルは一人納得したようだった