Tribute
□鬼さんこちら【後編】
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琉架の話は途中で遮られた
突然現れたアラガミ…カムランによって会話は途切れる
「チッ…こんな時に…
おい!」
ライエルは舌打ちをして琉架の方を見る
「…どうした?」
固まっている琉架を見て不思議そうな顔をするライエル
「…俺…
…カムラン嫌い…」
そう小さく呟く琉架
「…死ぬよ?
僕今神機持ってないし…」
半分呆れたような声で言うライエル
「そうだ
聞こうと思ったんだが何で神機持ってねぇんだよ」
「…倒したら教えるよ
今そんな暇ないでしょ?
嫌いでも銃だったら平気だろ?」
「まぁ…一応…」
「なら僕が奴の攻撃を引き付けるから撃って」
まっすぐカムランを睨むライエル
「なっ…んなこと任せられるかよ
お前こそ死ぬぞ」
「カムランぐらいの攻撃なら避けられる…
…任せたよ」
そう言ってライエルはカムランへと突っ込む