GOD EATER

□適合試験…そして…
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上の階の窓から何人かの人が、こちらを見ているが見える

この支部のお偉いさん方であろうか…










「さて…神器の適合試験を始めようか…」


こちらを見て居る男性の一人が、スピーカーを使い、上からこちらに話しかけてくる









「はい!」

長い黒髪を大きな白いリボンで、高い位置で結んだ少女が元気よく返事をする

肌は白く、漆黒の瞳が綺麗だった





「いい返事だ…
では…準備が出来たら中央のケースに立ってくれ」



「はい
…ふぅ…よし!」



少女は深呼吸してからケースの前に立つ

そして少女がケースの上に手を差し出し、腕輪の上に手を置いた

その先にある、神機を握る

すると上からケースが下りてきて少女の手を挟み込んだ











グチュグチュグチュ







聞くに耐えないような音が、広い部屋に鳴り響く



「くぅ…」

少女は苦痛に耐えるように小さく呻いた













プシュー…

空気の抜ける音と共にケースが上がると、少女の手首には紅い腕輪がついていた

痛みに耐えながら少女は神機を持ち上げてみる

それは見た目に反して、そこまで重く感じなかった




「…おめでとう…
これでキミも晴れてゴットイーターとなった
人類のため…未来のため…頑張ってくれたまえ」

再び上から声が降ってくる



「はい!」

少女は心底嬉しそうに返事をする











「ではメディカルチェックがあるまでその扉の向こうの部屋で待機していてくれ」

「わかりました!」



少女は長い黒髪を揺らしながら、指示された部屋へと向かう
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