GOD EATER

□破戒の繭
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ライエルがミッションを受注しようと、ヒバリの元へと向かうと…





「よっ!ライエル」


雪姫と仲良く話していたリンドウがライエルに気付き、話しかける


「…リンドウさん…
どうかしたんですか?」

「次のミッションは俺が出しといたから」

そう言って、リンドウはニヤリと笑う


「…リンドウさんが?」

少し怪訝そうな顔つきになるライエル










「ライエル君はサクヤさんを覚えてる?」

それまでリンドウの隣で話を聞いていた雪姫が話に加わる


「今回のミッションはサクヤさんと一緒なんだって!
サクヤさんって言うのは、昨日会った綺麗な女の人のことなんだけど…」



「…ああ…あの人か…」

ライエルは思い出すのに少し時間がかかったようだ


「サクヤはこの支部一の狙撃率を誇ってるんだ…
まぁ、サクヤは俺の幼馴染でな
気さくな奴だから怖がらずに接してやってくれ」

そう話す、リンドウの顔は少し嬉しそうだった



「凄いよねー
私もいつかサクヤさんみたいになりたいなぁ…」

そう言う雪姫からは、キラキラという音が聞こえてきそうだった


「まっ…
たくさん練習して、実戦でも力を存分に発揮出来れば皆が認めるようになるさ」

「そうですよね!
よーし!頑張ろうっと!」

そう言って雪姫はこぶしを握り、決意を固めていた











「…で、どんな内容なんです?」

嬉しそうに決意を固めている雪姫を余所に、ライエルはリンドウに質問する


「コクーンメイデン2体の撃破だ
まぁ、お前らとサクヤなら大丈夫だろ」

そう言ってリンドウは安心させるような笑顔を浮かべる






「あら?
もしかしてもうリンドウと仲良くなってるのかしら?」

声が聞こえたほうを見てみると

「サクヤさん!」

雪姫が嬉しそうに呼ぶと、サクヤが「やぁ」という風に片手を上げてこちらを見ていた


「ねぇ私も混ぜてもらえない?」

そう言ってニコッと微笑む



「あっそうだ…
次のミッションは私たちとらしいですよ」


「あらそうなの?相手は?」

雪姫のキラキラとした視線に、苦笑を浮かべるサクヤ


「コクーンメイデンっていうのが2体みたいですよ」

それでも雪姫は嬉しそうに話しかける




「そう…もう時間みたいね
行きましょうか?」

微笑んでサクヤは、二人を促す

「おう!死ぬなよ!」

それを見たリンドウが、三人に激励を飛ばす



「大雑把なご命令承りました、上官殿」

「行ってきます」

雪姫とサクヤはリンドウに微笑む

ライエルだけは無言のまま行ってしまった
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