GOD EATER

□金剛の巨魁
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「おっ…
今度のミッションは雪姫とライエルかぁ…」

コウタがエントランスで二人を待っていた





「あ…コウタ君…
よかったぁ…生きてたんだ…」

雪姫はほっとしたように安堵のため息を零す

「…」

ライエルはどうでも良さそうに、そっぽ向いている





「え?何?
俺、死んだと思われてたの?」

「だって最近見かけてなかったから…」

雪姫の言葉に、コウタは微笑んで答えた

「ああ…入れ違いになってばっかりだったもんなぁ…
生きていてこそのこの商売だし」

「そうだね」

そう言って雪姫とコウタは微笑み合った

















「それでミッション内容は?」

それまで静かに会話を聞いていたライエルが口を挟む



「えーと…オウガテイル3体とコンゴウ1体だってさ」



コウタが端末を見ながら答える

「…コンゴウか…」

ターゲットを聞いたライエルが微かに、微笑を浮かべる





「俺コンゴウと戦ったこと無いけど、何が弱点なんだろう?」

「雷」

ライエルは即答で答える

「へぇ〜…
ライエル君、よく知ってるね」

雪姫は即答で答えたライエルに感心している

「…別に…
ターミナルに書いてあったし…」

褒め言葉に対しても、ライエルは素っ気無く返す


「そうだっけか?」

コウタは…本気で見たことが無いのだろう…
首を傾げながら問いかける



「…馬鹿…」

その様子を見たライエルが小さく呟く

「ん?何か言ったか?」

聞き取れなかった、コウタが聞き返す

「別に」

ライエルも教えるわけもなく、そこでこの話は終わる




「弱点が雷かぁ…」

雪姫がターミナルをいじりながら呟く

「まぁ、なんとかなるっしょ」

コウタがいつもように明るく言う




「そうだな…篠崎行くぞ?」

「うん」

雪姫とライエルがコウタを置いて、先に出撃ゲートを通る


「あっ二人とも俺を置いて行くなよ!」

コウタが少し遅れて、出撃ゲートを通る
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