GOD EATER

□終焉の時
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「おっ…今日は新型2人とお仕事だな」

そう言って近づいて来るリンドウ
今回の任務はリンドウと雪姫、そしてアリサの三人だった


「ま、足を引っ張らないように気をつけるんでよろしく頼むわ」

相変わらず飄々とした物言いだ




「旧型は…」

リンドウの言葉にアリサが言葉を返す

「旧型なりの仕事をしてくだされば良いと思います」

アリサも相変わらず冷たい言葉を言う









「はっは
ま、せいぜい期待に添えるように頑張ってみるさ」

最初は少し驚いたような顔になったが、すぐに微笑みながらそう言ってリンドウはアリサの肩に触る
すると…

「キャア!!」

何故かアリサは叫びながら後ろへ飛び退いてしまった










「おーお…ずいぶんと嫌われたもんだなー」

リンドウは少し真面目な顔になりそう言った

「あ…す…すみません
何でもありません、大丈夫です」

アリサも無意識だったらしく、素直に謝る



「ふっ…冗談だ
んーそうだな…よし、アリサ
混乱しちまった時は空を見るんだ
そんで動物に似た雲を見つけてみろ
落ち着くぞ」

微笑み、優しくアドバイスを言うリンドウはとても頼もしく見えた

「それまで此処を動くな
これは命令だ
その後でこっちに合流してくれ
いいな?」

「な…なんで私がそんなこと…」


アリサがそう反論しかけたが、雪姫がそれを遮った






「でも…
混乱してたら冷静に判断出来なくて、何が起こるか分からないし…
ここはリンドウさんの言う通りにした方が良いと思うよ?アリサちゃん」

雪姫の優しいが芯のある言い分にアリサは反論出来なくなった



「わかりました…」

「よし、それじゃあ先に行くか」

「はい!」



雪姫とリンドウは先に戦場へと向かった





















「あいつのことなんだが…」


リンドウと2人、戦場で歩いているとおもむろにリンドウが雪姫に話しかけた



「どうも色々ワケ有りらしい
まぁこんなご時世だ
皆色々な悲劇を背負ってるんだが…」

そこまで言ってリンドウは雪姫の方へ向き直る





「同じ新型のよしみだ
あの子の力になってやれ」

そう言って雪姫の肩に手を添えた


「もちろんです!
ライエル君もアリサちゃんも大切な仲間ですから!」

そう満面の笑みを浮かべながら雪姫は言った


「はっは
確かにライエルの奴も色々抱えてるな」

そう言ってリンドウも笑う


「よし、それじゃあ行くか!」


そして二人は神機を構えなおした
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