GOD EATER

□守る力を
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エントランスではコウタと雪姫が仲良く話をし、ライエルがその近くのソファーに座って二人の会話を聞いていた








そんな中…

三人に近付く一人の影…


















「あっ!アリサちゃん!」

雪姫はアリサを見つけると嬉しそうに話しかけた


しかし反対にアリサは少し恥ずかしそうな、しゅんとした態度で小さな声で話し始める






「…本日付けで、原隊復帰になりました
…また、よろしくお願いします」

「実戦にはいつから復帰なの?」

アリサの沈んだ物言いを明るくさせようとコウタはいつも通りの明るい声で話しかける












「まだ…決まってません…」

「そうなんだ…」


そう言って二人は俯いてしまう







すると下から…

















「おいおい、聞いたか?
例の新型の片割れ…やっと復帰したらしいぜ?」

二人で話す声とは思えないほど大きな声が響き渡る


「ああ、リンドウさんを新種のヴァジュラと一緒に閉じ込めて見殺しにしたヤローだろ?」

「ところがあんなに威張り散らしてたくせに結局戦えなくなったんだってさ」

「ははは!結局口ばっかりじゃねぇか」























「…あなたも笑えば良いじゃないですか…」

アリサが自傷気味に小さく呟くと、コウタが真剣な顔で言った



「俺たちは笑ったりしないよ…」




その言葉に驚き、アリサはコウタを見つめる





































「おい、あんたら」

ふいにライエルが手すりに座り両脚を投げ出した格好のまま、先程の二人に話しかける




「げっ!?な…なんだよ
別にソーマの悪口なんて言ってないぞ!」

「そ…そうだ!
俺たちはあのロシアから来た新型について…」



「…そう、そのアミエーラさんについて聞きたいことがあるんだよね」


その言葉に二人は固まる

アリサやコウタ、雪姫も驚いた顔でライエルを見る
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