GOD EATER
□ソーマとコウタとライエル
1ページ/4ページ
「何かさー」
廃寺の近くの集合場所では、コウタと雪姫が話をしていた
話してるというよりは、コウタが一方的に話しかけているようにも見える
「最近、支給品の質が目に見えて落ちてない?
いや、贅沢言ってられないのは分かるけどさー…
プリンのレーションとかもろに体に悪そうな味でさ!
あのざらっとした甘さが耐えらんないんだよね」
そんな話をしていると、ソーマとライエルがやってきた
それに気付いたコウタが二人に話しかける
「あ!ソーマにライエル!
今度の休みに全員で雪姫のリーダー就任祝いでもやろうと思うんだけど…どう?」
「あ…別にそんなことしなくても良いのに…」
照れくさそうな微笑みを浮かべて雪姫は答える
だがコウタはそんなお楽しみをなくさせるようなことはしない
「出世なんだし、祝うくらい良いじゃん」
楽しそうに話す二人に、ソーマは冷たい言葉で返すだけだった
「…断る」
「えーそう言わずにさ」
残念そうな顔をしながらも、コウタは食い下がる
だがソーマの言葉は冷たい
「馴れあいたいなら、お友達同士で勝手にやれ」
それだけ言うとソーマは戦場へと向かう
「…僕も、ソーマが行かないならやめようかな」
ライエルもそう言うとソーマの後を追って戦場へと向かう