短編

□拍手ログ
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こんにちは!私、政宗のクラスメートで幼なじみ!

だけど最近政宗が私を避けてる気がしてならない。なんだよもぉよー。私なんかしました?別に怒らせるようなこと…。あっ、あれか?いや、でもあのプリンは片倉さんが食べていいって言うから食べただけでさあ。うん、私は悪くないでしょ。怒るなら片倉さんに怒ってよぉ!

いや、そもそもプリンぐらいで怒るとか…ちっちぇえ男だなあ。お前さんはもう少し器のおっきい男だと思ってたよ。幻滅だよこんにゃろおー。

「ってゆか、そもそもプリンじゃないよなあ。なんで私が避けられなきゃなんないんだよお。」

えいっ!

ってその辺に転がっていた空き缶を蹴飛ばしてみる16歳の放課後…うん、センチメンタルだねえ。

「おいおい姉ちゃん、何アニキに向かって缶蹴ってんだよあ゛ぁ゛!?」

………………………

っておいまじかよお!当たりました?このどう見てもオレ暴走族やってます的不良少年A、BそしてC!さらにその後ろにいるのは親分的なsomething!?

「あー、なんというかすんません許していただけませんか、まじで。ほんと人がいるなんてこれっぽっちも思ってなかったというか、缶も別に蹴ったんじゃなくてですねぇ私の足に缶の方から体当たりをかましてきてですねぇむしろ缶を捨てたどこぞの誰かさんを絞めてやりたいというかですねぇ…。」

っておいおい何言ってんだよ私ぃ!死ぬぞ?これは確実にセメント×東京湾☆な展開じゃねぇか。やめてくれよぉ。ちくしょおこれも全部私のいらいらの原因である政宗がわりぃんだよお。絞めるなら政宗をお願いしますまじで。

「その缶捨てたのはオレだ。いちゃもんつけんならその女じゃなくオレにつけな。You see?」
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