僕と君、君と僕。



僕と、君と僕。





―――「ごめん」

また君を傷付けてしまった。
頼りないよね?自分でも分かっているんだ。

―――「もう、いいから」

飽きられた。捨てられた。
僕の中の憎しみと、哀れみと、後悔と、悲しみと…
笑みと、幸せと、開放感と、楽しみと…

対照的な2つの感情が、今、混じり合って不可解な色を生み出している。

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H22.2.10.オリジナル小説「闇の中で輝く」第一章 コンテンツ追加

貴方に謝られる前、私の瞳は既に濡れていたわ。
人はいずれ別れてしまうのだからと、
自分に言い訳をして、私は貴方を突き放したの。
もう、いいから、と、遠まわしな言い方で。

でも愛おしくて、恋しくて、たまらないの。
あの甘い声、優しい仕草、温かいぬくもり…

あの頃に戻りたい。
貴方は今でも、覚えていますか?
もしも、覚えていたのであれば
いつまでも忘れないで、覚えていてくださいね。



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最終更新日 2011/06/11