小説・蓋を開けたら

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 薄暗い部屋で寄り添う2つの影。
 そこにたち籠もる雰囲気は決して甘いものではなく、とても真剣で重大な決意のようなものを感じる。


「もうすぐね…準備はいい?」

「いつでもいいよ、姉さん」


 2人は頷き合い、思いの強さを表すように体に力を込めた。



 計りもしないところで運命は交差する。
 それははたしてどのような結果を残すのか。
 今はまだ、誰も知りはしない。



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