小説・蓋を開けたら

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 翌日レッドは、ハナダの岬でピカと共に日の出を眺めていた。


「やっぱり此処は眺めがいいな〜!」

「ピカッ!」


 吹き抜ける風は秋の空気を纏っていて肌寒く、顔を出した太陽が発する光もとこか冷たく感じる。それでも、この季節、この気候だからこその美しい景色に1人と1匹はご満悦だ。思い切り伸びをし、朝の空気を肺いっぱいに吸い込む。


「…よし!朝食にするか!」

「ピカチュ!」
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