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□今日の兄さん
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※恐ろしい程の雪男キャラブレイク。誰コイツ状態。
ギャグかシリアスかわからず崩壊。



今日も僕の兄さんは可愛い。


朝、いつもより長く求めてしまったせいか起きるのが遅い兄。
口から涎まで垂らして熟睡している。
兄さんから垂れるそれすらもったいなくて無意識に舐めとっていた。甘い味がする。

兄の身体中に散れる僕のものだという紅い証に1人満足しながら部屋を出た。


昼、兄さんが作ってくれた弁当を食べる。至福の時間だ。
今日のオカズは卵焼きとタコさんウィンナーなどの庶民的なものから、かなり手の込んだメイン品まで愛情いっぱい詰まってる。
食べるのがもったいない、とても(ちなみに僕の夜のオカズはもちろん兄さん)
そんなことを考え手をつけないでいたら女子が集まって来た。
口々に兄さんの弁当を褒めるので僕も誇らしくなる。
もっとも、彼女達はこの弁当を僕が作ったと勘違いしているようだけど、それでいい。
兄さんに悪い虫なんかついたら大変だからね。


夕方、祓魔塾で何時ものように授業をする。
相変わらず寝ている兄さん。
それに僕は少しイライラした。
勉強してないことがじゃない。
無防備に寝顔なんか晒しちゃっていることだ。
…あとで文句を言っておこう。
あわよくばイタズラしてベッドに連れ込んでセッ(自主規制


夜、面倒な仕事を終わらせ帰宅すると、そこには食事を作って待っていてくれた兄がいた。

帰ってきた僕を見るなり満面の笑みで「おかえり雪男、遅かったな」って言ってくれた。
仕事で疲れた僕の心を癒してくれる。
イッツ マイ オアシス。

たぶん、僕の兄さんは世界一可愛いと思う。いや、絶対可愛い。
僕がプレゼントしたエプロンをちゃんと着けてくれてるし、アップにした髪も良い。可愛いオデコが丸見えだ。
あのデコにキスしたい。

そんなことを考えてるなんて知ったら恥ずかしがり屋の兄さんはすぐ拒否しちゃうから敢えて冷静に振る舞う。
でもついつい可愛さのあまりガン見しちゃってスプーンを落としてしまった。
不覚だ。
慌てて拾おうにも妙な緊張からかカチカチの体は思うようには動かず、「何してんだよ」と兄さんに先に拾われてしまう。
拾うためとった姿勢により必然的下がる頭。
その時にちょうど目の前に兄さんのうなじが来てかぶりつきたくなる衝動を必死で抑えた。
まだ、早い、まだ早いぞ雪男。



深夜、もう寝ようかとする兄さんに夕方の授業中のことで説教する。
適当な返事ばかりの兄にため息をつく。
心底どうでも良さそうな態度の兄に、やはりわかってもらうにはこれしかないかな。
嫌がるふりをする兄を無理矢理押し倒して心ゆくまで楽しんだ。
照れながら嫌がる兄さんはこれ以上ない程僕の心をくすぐり昂らせる。
焦らして、鳴かして、囁けば、すぐ僕の元に堕ちてくる。


今日も僕の兄さんは可愛い。
明日はもっと愛しいだろう。


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