小さな願い
□小さな願い 4
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「・・・・はぁ・・・・。」
動けないのね仕方ない、押し切ってみようかな?
とか考えていたら男が剣を引いた。
「おいおい、おじょうちゃん。なんでそんな化物を庇うのかい?」
「…………。」
「おじょうちゃん、悪いことはいわねえ、そこを退きな、俺はそこの化物に用があるのさ。」
「…………。」
「なんなら、そこの化物をかたずけた後にたぁ〜ぷり可愛がってやんぜぇ?」
「断るわ。」
気色悪い声出さないで。
本当はそう言いたかったんだけど・・・まぁどの道殺すんだしどうでもいいや。
「おいおいそりゃないぜおじょうちゃん。誘ったのは君だろう?」
「ゲスがほざくな。」
「おじょうちゃん言葉に気をつけな?俺はおじょうちゃんの為に言ってやってんだぜ?」
「・・・・・・・・・・・・言葉に気をつけるのはお前だ。」
「っんだと?小娘ェェ!!!」
そういって男は剣を振り下ろした。
―――・・・・・・でも私は剣が届く前に男の腕ごと切り落とした。
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