晴れすぎた空
□還り路を亡くして
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「タイキ、どこだ。」
「あっ、空海。」
「またあそこに行ってたのか?」
「あぁ、あそこには、俺の最愛の…いや、なんでもない。」
彼は、工藤タイキ…。
僕たちが島流しにされる
この孤島にたった一人で暮らしていた。
だけど、彼は…その日の夕暮れ何の前触れもなく
最愛の友のところへと旅立つために永眠した。
これは、彼がこの島で生きた僅か365日の記録である…。
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