繋がる思い

□第2話
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「私です…」


初めて話したからか 少し声が震えとったな



俺は初めて美咲をみたとき 急に心臓が速く鳴り始めたんや



これが 恋やったんやな…



「綺麗な絵 描くんやな


えっと…
桜井さん」



なんか
名前言うだけで 緊張してしもうて…

顔が赤くなってないか 心配で…



「ありがとうございます…

えっと…」



なんて呼んでいいんか分からんかったんか 口ごもってしもうてて


「同じ 2年の白石蔵ノ介です」


軽く自己紹介すると
ほっとした感じで


「同じ学年だったんですね」


って 少し微笑んで言ったんやったよな



「敬語やなくてええで」


って言うと


「あ、はいっ
じゃなくて…

うん… 」


少し顔赤らめて…

可愛かったな


「まぁ これからよろしゅうな」


って言うと


「こちらこそ よろしく」

って笑って…






本間に 好きやったんやで




あの時から ずっと…





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