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□プロローグ
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―プロローグ―
"あなたは今日から財閥の娘よ。礼儀正しくなさい"
"お兄さんの足は、もう動かないでしょう"
私達の人生は此処から変わってしまった。
"あなたは今日から財閥の娘よ。礼儀正しくなさい"
いきなり連れてこられたのは大きなお城。
全てが決められていて、自由何て認められない、まるで牢獄の中。
"お兄さんの足はもう動かないでしょう"
私は何があっても兄の足を治してみせる。
例え、仲間を裏切り、私の足が壊れても...
『あなたをフィフスセクターに渡すわけにはいかないわ!』
私は自由のない牢獄のような生活を知っている。
だから穂乃花にそんな思いをしてほしくない。
『私は行くよ。それが私の存在する意味』
ごめんなさい愛美。でも、私にはこれしか方法がないの。
"私はどうしても、あの子を引き止めなければいけなかった"
"無力な私は、こうするしか方法がなかった"
始まってしまった事、もう後戻りはできない。
あなた達の笑顔は、私達にとっては眩しすぎた。