れいんぼーわーるど
□cat?
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虹の楽屋内は、今日もにぎやか。
なかでも、ちっちゃいコンビ、テツとハイドが仲良くじゃれあってる。
ええなぁ…。
あ、語り手は俺、ケンちゃんね。
「せやからハイドは何してんねん!」
「猫耳、ケンちゃんに貰ったんよ」
何やら上機嫌なハイドは、こないだ俺があげた猫耳をテツにつけようと必死。
ほんまはハイドにつけてもらおうとあげたモンやけど、今想像してみると…
テツがつけてもいいんとちゃうん?
絶対可愛いて、うん。
「ケン〜助けろー!」
「ぅわぉいっ」
…変な声あげてもうたやないかいっ!
世にも珍しく、テツが俺に抱きついてますです。
あかん…心臓バックバクやわ。
「…ケンくん何ニヤついてんの?」
「な!なななにがユッキー!」
「………」
やっぱユッキーは怖い!
てか俺がテツに恋しとんのも知ってるんやないの?
ユッキー鋭いからなぁ。
「ケンーあのチビどうにかしてやー」
…わーわーわー!
テツの目がうるうるなっとるー…!
そんな顔したら欲情してまうやん…。