白哉長編
□妖精
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そう思った時。
何かとてつもない喪失感に苛まれた。
あたしは、何を失っている?
あたしは…
『もう待ったは効かねぇぞガキ共!』
空鶴の鋭い一声のおかげでいろりは我に帰った。
あたしはただ、義姉さまの指示のまま動けばいいんだ…
そんなことを心に刷り混み、いろりは発射台に足を向けた。
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