白哉長編

□妖精から、歌姫へ
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消える飛行機雲 僕達は見送った

眩しくて逃げた いつだって弱くて

あの日から変わらず いつまでも変わらずにいられなかったこと

悔しくて指を放す

あの鳥はまだ上手く飛べないけど
いつかは風を切って知る

届かない場所がまだ遠くにある
願いだけ秘めて見つめてる

子供達は夏の線路歩く
吹く風に素足をさらして

消える飛行機雲 
  追いかけて 追いかけて…

この丘を越えたあの日から変わらず

いつまでもまっすぐに僕達はあるように

海神のような強さを守れるよ きっと


あの空を回る風車の羽根達は
いつまでも同じ夢見る

届かない場所をずっと見つめてる
願いを秘めた鳥の夢を

振り返る灼けた線路
覆う入道雲 形を変えても

僕らは覚えていて どうか
季節が残した昨日を

消える飛行機雲
  追いかけて 追いかけて…

早すぎる合図 二人笑いだしてる

いつまでもまっすぐに眼差しはあるように

汗が滲んでも手を放さないよ ずっと


消える飛行機雲 僕達は見送った

眩しくて逃げた いつだって弱くて

あの日から変わらず いつまでも変わらずにいられなかったこと

悔しくて指を放す
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