白哉長編

□過去と未来
2ページ/3ページ
























そこに、一護の悲鳴が聞こえた。




苦笑しながらいろりは声の主の部屋へ足を運んだ。



『おはようございます、テッサイさま。
あまり彼をビックリさせると傷が開きます。』



店の奥の間に現れたのは、一護のクラスメイトで正体不明の死神という共通点を持つ、空座第一高一年生内で屈指の美少女の八ノ宮いろりその人だった。




『む、申し訳ない。』




『てかお前どうしてここ…そっか。いろりの家ってここだったっけ。』





『良かった。忘れてないみたいですね、喜助さま。』




『下駄帽子?』




『隠れてないで出てきては?喜助さま。』








下駄帽子は、いろりの3m程後方の押し入れに入っていた。
どうやって入っていた?








『とうっ!やっぱりいろりサンには敵わないッス。』



『あたしに言いたいのはそれだけではないのでしょう?
席、ちゃんと外しますから。』




























そして、10日間の殺し合いも取り合い、その日の妙な午前は終わりである。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ