立海
□夕焼け(ほのぼの)
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「今日の練習はこれで終わり。明日の朝も遅れないように。以上!」
「「「ありがとうございましたっ!」」」
幸村くんの挨拶で、部活が終わる。
冬。
部活中はまだしも、ただ突っ立ってるとかなり寒い。
さっさと着替えようと思って部室に足を向けると
「先輩〜ちょっと打ちません?」
やけに明るい後輩の声。
「・・・赤目になんねぇなら」
「ならないっスよ!」
こいつ赤目になると面倒くせーからな。
けどまぁなんねーって言ってるし。
なったらジャッカルにでも任せとけばいいか。
「んじゃ、やるか」
「っス!」
動いた方が、腹減るしな。
赤也の嬉しそうな声を背後に聞きながら、俺はラケットを手に取った。
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