立海

□夜と勉強と携帯と君と…(ほのぼの)
2ページ/3ページ






















 何事かと思って受信ボックスを開けば、






《起きてる?》








 なんて短い文面。

















《起きてるよー。只今数学の問題集やってます!

  明日提出なのにちょっと大変<(_ _)> あと1時間くらいはやってると思うよ♪》




















 そう打ったら、あっという間に返事が返って来た。




























《なーるほど、道理で電気ついてるわけだ》































「えっ!?」




























 思わず声に出してしまった。







 道理でって・・・





















《何!?今家の前でも通ったの!?》










《まぁね。というか、今いるぜー》



























「えぇ!?」



















 今度は、少し大きめの声が出てしまった。










 今って・・・えぇ!?

































    シャッ


































 嘘だろうと思いながら、カーテンを開けてみた。



 そしたら・・・




















「ブン、太・・・」



























 カーテンの向こう。





 家の前の道路には、ブン太の姿があって。


















 私の方を見ると、ブン太は笑って手を振った。






 釣られて私も、思わず手を振ってしまう。





























 時計を見ると・・・11時少し過ぎ。



 こんな遅い時間に、友達に会ったのなんて初めてだった。

















 ブン太によると、今日はたまたま部活が長引いたんだとか。

 その勢いで後輩の切原くんとかと話して、こんな時間になったらしい。 



 で、帰り道に私の家の前を通ったら、電気がついてて疑問に思ったそう。

 ・・・まぁ、普段10時くらいには寝てるからね、私。



















.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ