妄想小説 長編(完結)

□死んだら驚いた
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主人公である浦飯 幽助。

いきなり交通事故で死んでしまった。


幽助は倒れている自分を見下ろし、何故こんなことになったのか考えた。



確か今日は…。



授業をふけて、屋上で一服してたんだ。

香も一緒に。

「そろそろ探しにくんじゃない?」

香が言ったとたんに、螢子がやって来た。

「やっぱりここにいた!」

幽助と香は顔を見合せた。

「お前がそういうこと言うからよー本当に現れるんだよ」

「螢子が探してるのはあんたでしょ!あたしはとばっちり!」


二人で言い合いをしているところに螢子が口を挟む。


「私が探してたのは、幽助と香!二人共よ!って、煙草!!駄目じゃない!」

螢子は二人の口から煙草を取り上げた。

「だーっ!最後の一本だったんだぜー!?」

「ちょっと、痴話喧嘩にあたし巻き込まないでくれる?」
そう言って、香は先に屋上を後にした。



「あ、香!竹中先生が呼んでたからね!?ちゃんと行くのよ!!」


香に向かって螢子は言うが、香は返事もなく行ってしまった。

幽助は螢子のスカートに手をかける。

「うわ、きたねー。うんこついてら」


その瞬間、螢子のビンタが幽助に当たる。

「バカ!!スケベ!!クソガキ!!死んじゃえ!!」

顔を真っ赤にして、螢子は幽助に怒鳴った。
幽助は笑いながら屋上を後にした。



螢子は屋上で一人。
「ったくもー!あの二人は…」
とタメ息をついた。
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