妄想小説 番外編

□アメあと
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「ホームステイ?」

幽助は煙鬼に呼ばれ魔界に来ていた。

「ああ。娘がな、人間界に行きたいと言ってるんだが、世間知らずでな。
浦飯のところなら大丈夫だろう、と孤光と話してな」


「あたしは大丈夫だって言ったんだけどさ、こいつが心配だー心配だーって言うから」

孤光が幽助にこっそりと耳打ちした。

「別にいいけどよ、大したこと出来ないぜ?店もあるしよ」


「やったあ!」


香は幽助の返事に跳び跳ねて喜んだ。
やや不満気な煙鬼の腕を掴み、ぶんぶんと振った。


「幽助がいいって言ったらいいって言ったもんね!」


幽助は孤光にこっそりと耳打ちした。

「まずかったか?」

「いーのいーの。子離れしなきゃ!ね?」


「…うむ…。いや、やっぱり父さんも付いて…」

「いいから!」


大きな体のはずの煙鬼が小さくなっているのがおかしくて幽助は笑った。


「おっさん!あんまり過干渉すっと嫌われるぞ!」

幽助は背中をバシバシ叩いて笑っているが、煙鬼は苦笑いしかでなかった。
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