ラッキードッグ1・妄想小説

□ジャン【Impatience】
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最近、私の耳に妙な噂が入ってくる





“おい知ってるか?CR:5のジャン・カルロとイヴァン・フィオーレって、デキてるらしいぞ”




“本当か!?ああ…でもあの二人、ここんとこずっと一緒にいるもんなぁ〜。納得といえば納得、かもな”





「……」





もちろん私はそんな噂を真に受けたりとか、男であるイヴァンに嫉妬したりなんて子供じみたことはしない




ジャンは私の彼氏で、ジャンだって私のことを大事に思ってくれている




最近は、ジャンが忙しくてご無沙汰気味だけど、それは仕事が立て込んでいるだけであって、決してイヴァンと一緒にいるからじゃない…




当たり前じゃない…だってイヴァンは男なんだから…





「…なのにどうしてここに来てしまったんだろう…」





そんなことを考えながら、なんとなく街をふらふらと歩いていたら、気が付くと目の前には大きな建物




いつの間にかCR:5本部まで来てしまっていたらしい




う〜ん…忙しいって言ってたし、ジャンの邪魔にだけはなりたくないし…




ここはやっぱり引き返すのが賢明かもしれないけど…




でも、やっぱり会いたいという思いが、なかなか私の足を地面から引きはがしてくれないでいた




その時、トントン、と肩を叩かれ振り向くと





「よう、○○じゃねぇか。こんなところで何してるんだ?」




「…ルキーノ」





首を大きく反らせ見上げた先にいたのは、CR;5の幹部、ルキーノ・グレゴレッティだった




相変わらず大人の色気を漂わせているルキーノは、私を見下ろし紳士の微笑みを浮かべていた





「なんだ、ジャンに会いに来たのか?だったら入ればいいだろう」




「でも…仕事忙しいんでしょ?邪魔したら悪いし…」




「なぁに、好きな女に会えんほど忙しくもねぇだろう。それに…」





ルキーノがニヤリと笑い、耳元に顔を寄せ





「あいつ、相当たまってるみたいだぜ?ちゃんと満足させてやれよ」




「なっ…!?」





そう囁き、ククッ、と喉元で笑いながら私の背中を押して建物の中へと押し込んでいった




ジャンがいるであろうドアの前まで来ると、ルキーノが勢いよく扉をあけ放つ





「よう、ジャン。お前に会いたいっていうシニョーラが…って…お前ら、何してんだ?」





ルキーノの呆気にとられたような声を聞き、私はヒョイ、とドアから顔を覗かせると、そこにはズボンを脱ぎ捨てパンツ一枚になったジャンとイヴァンが向かい合わせになり、今まさに互いのパンツに手をかけ脱がそうとしていた…



















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