信じてる

□神の居るところ
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何だか暖かい温もりに包まれている感覚…もう起きなくていいなんか考えてしまう。


でも揺さぶられている感覚にこれ以上目を瞑っている訳にはいかないのだと知る。


あたしは重たい瞼を開けた


目を開けるとテイトの顔が思った以上に近くて驚いた


さっきの温もりはテイトに抱きしめられていたから


守っててくれたんだね


ありがとうってあたしはほほ笑んだ。


きつく抱きしめられているせいで腕からは抜け出せそうにない


あたしは首だけを動かして周りを見渡した。


視界に入ったのは金髪で強面の男の人…


「目ぇ覚めたか??」


と尋ねられると思わず首を横に振ってしまった。


「起きてんじゃねぇか!!」


男の人の素早い突込みが入る


怖い顔が急に面白くなるものだから思わず笑ってしまった


「起きろ…起きろよ」


強面の男の人はテイトを起こそうとしている。


あたしはテイトの傷を思い出しあまり起こして欲しいとは思わない


でも、テイトが起きないことにはこれからの事も決められないし


あたしもテイトの方を揺らした。


テイトも目がゆっくり開かれる


「お!目ぇ覚ましやがった

ようガキ気分はどう…」


テイトは起きると強面の人?を蹴り飛ばして逃走した


テイトは窓を突き破る


これから来るであろう衝撃に備えて目をつぶる


…んだけど、ソレらしき衝撃はなく


感じるのは浮遊感とテイトが暴れている感覚だけ





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