短編2

□僕らのSex Life2(R)
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これ僕らのSex Life(R)の続きです






「最近、マンネリだと思いませんか?」

仕事帰りに立ち寄ったバーナビーの自宅居間。
ワインを飲みながらくつろいでいると、いきなり真面目な顔でこう切り出され、虎徹は眉をひそめた。
胸の中の警戒アラームが本能的に鳴り響く。

「…一応聞くけど、なにが?」
「僕らのセックスです」
「……」

(ああ、やっぱりな…)

ドヤ顔で答える若き相棒に、虎徹は一つため息を吐いた。

「あのさー、バニー。俺は今のところ何も不満はないぞ」
「そんな変な気は使わないで下さい、オジサン」
「いや、使ってねーし」
「だいたいあなたは仕事にしろセックスにしろ、向上心ってものが無さすぎます」
「‥仕事はともかく、セックスに向上心いらねーだろ」
「ということで、いろいろ研究してみました」
「‥お前、相変わらず俺の話聞かないんだな」
「さっそく試してみましょうか?」
「…帰りたい」


にっこり微笑んだバーナビーは後ずさる虎徹の首根っこをひっ掴むと、ズルズルと寝室へと引きずって行ってしまった。



彼の寝室のだだっ広いベッドに放り投げられ、のし掛かられた虎徹は諦めたように力を抜く。
今夜はどんな目に合うのだろうか…。
明日の仕事に差し支えなければいいがな、などと考えている間に気づけば虎徹は全裸に剥かれていた。

「んッ!」

いきなり右の乳首に強烈な刺激を感じて目をやると、バーナビーが軽く歯を立てている。

「考え事はいけませんね」
「いっ、ッ!」
「集中して下さい」

言うなり、左の乳首を捻られて虎徹は痛みに体を浮き上がらせた。

「だいぶオジサンも後ろで感じられるようになってきましたし、」
「‥バニー?」
「今日は後ろだけでイく練習をしましょうか?」
「なに、言って‥」

反論も反抗も許さないとばかりに、いきなり体をずらしたバーナビーは虎徹のモノをくわえ込んだ。

「あっ、」

まだ何の兆しも見せてはいないとは言え、直接的な刺激を与えられれば反応してしまうのが男の性と言うものだ。

「や、バニー‥ッ‥」
「ん、んむ、んッ」

生暖かな粘膜に包まれて、たちまち虎徹の雄はバーナビーの口腔内で固くそそり立った。

「‥あ、くぅ‥」

口をすぼめ上下に動かしながら、チラリとバーナビーが上目遣いに虎徹を見やる。

「ひもち‥いい‥れすか?」
「ば‥か、くわえたまんまで‥しゃべ、んな」

時折、柔らかな金の髪が股間をくすぐる。
それすら刺激となって虎徹を淫らに喘がせた。

「‥ッ‥あ‥あぁ‥」

じゅぷじゅぷと音を立てるバーナビーの動きが次第に激しさを増し、たまらず虎徹が腰を浮かせ始める。

「はな…せ、でる…んッ!」

絡みつく舌先で先端を抉られ、強く吸われると呆気なく虎徹はバーナビーの口中に欲を吐き出していた。

「んんッ!…あ‥はぁ」

ビクビク腰を震わせ吐き出されたものをゆっくり飲み干すと、バーナビーは口元を拭った。

「濃いな、だいぶ溜まってました?」
「ばっ、お前なあ!」
「さあ、次は僕の番です」

真っ赤になって口ごもる虎徹に笑いかけ、バーナビーが体勢を入れ替える。
観念したように虎徹が彼のモノをくわえようとすると、制止の声が飛んだ。

「尻はこっちに向けて下さい」
「えっ?」
「解さないといけませんので」
「‥ッ‥」

虎徹の顔が羞恥に染まる。
が、そのまま体の向きを変えた虎徹はバーナビーに跨がり、尻を彼の方へと向けた。
嫌だと言ったところで今さら許してもらえるはずもないのだから、下手に逆らって彼の機嫌を損ねる必要などない。
恐る恐るバーナビーのモノを口に含んだところで、いきなり尻を左右に割開かれた。
思わず、ヒッと声が漏れ動きが止まる。

「オジサン、続けて」

囁くように促されて行為を再開すれば、今度はぬめる舌が窄みに差し込まれた。

「くっ‥」
「オジサン」

再び、バーナビーの声が飛ぶ。
ともすれば快感に呑まれそうになるのを必死に堪え、虎徹は目の前の雄への奉仕にただ、意識を集中させた。

「んッ!んぐっ‥ッ」

やがて、時間とともにピチャピチャという水音が上からも下からも響き始める。

「やだなあ」
「んんッ‥」
「後ろ弄られて感じちゃいました?」

バーナビーの指が虎徹の中を犯し始めると、知らず知らずのうちに虎徹の雄は力を取り戻していた。
男として認めたくない事実に、虎徹は消えてしまいたくなる。

「僕がここをこうやって」
「んう゛ッ!」
「動かすと、ほら」
「ん゛ん゛ー!」
「また大きくなった」

バーナビーの長い指がグチュリと奥をかき分け、前立腺を刺激すると嫌でも虎徹の体は感じてしまう。
そう仕込んだのはバーナビーだ。

「まったく、イヤらしい体だな」
「…ッ‥んぐ…う゛‥ぅ」
「それに、下の口も僕の指を美味しそうにくわえ込んで離そうとしない」

なのに、いつもこんな風に言葉でも虎徹を辱めるのだ。

「ん、ん゛‥」
「‥ッ!はぁー…」

やがて虎徹の口で達したバーナビーは荒い息を整えると、どこからか小さなリングを取り出した。

「な‥に‥?」

勃ち上がりかけた己自身の根元に装着されたそれに、虎徹の顔色が変わる。

「コックリングです。さあ、オジサン今度は後ろだけでイきましょうか?」
「や、やだ、バニー‥」
「あなたなら大丈夫ですよ」

何が大丈夫なんだと突っ込みたかったがそんな余裕もなく、虎徹はバーナビーに押さえ込まれた。

「やめろって!」

抵抗むなしく、両足を高く抱え上げられる。
散々解され、ヒクつく蕾に押し付けられた熱の塊に咄嗟に虎徹は目を閉じ己の両腕を顔の前で交差させた。

「あぁ!‥や゛だッ!」

ぐっとバーナビーのモノが一気に押し込まれ、衝撃に虎徹の体が大きく仰け反った。

「んッ!」
「ぐぅっ…」
「ほら、…力を抜いて…」
「…くっ‥そ‥」

最初に下腹部を貫く痛みと圧迫感は何度抱かれても慣れるものではない。
詰めていた息を吐き出した虎徹の体が馴染むまで、バーナビーは動かずに根気よく待つ。
食いしばられた唇にキスを落とし、乳首に触れる。

「ん‥ふぅ‥」
「‥動きますよ」

やがて甘い吐息が漏れ始めたのを見計らって、バーナビーはゆっくりと律動を開始した。



「あぁ‥んッ‥」

先ほど指で弄ばれた箇所を今度は太い楔で責め立てられ、虎徹は霰もない声で鳴き始める。

「‥バニー‥も‥やぁ‥」
「オジサン‥」

触れられもしない虎徹の雄はすっかり勃ち上がり、リングが根元に食い込んでいる。

「これ、はずし‥て」

イケない苦しさに何度も外そうとするのだが、虎徹にはどうすることも出来ない。

「‥イかせて‥バニー‥ッ‥イきた‥」

涙を零しながらイかせてくれと懇願する虎徹の姿にバーナビーの雄が反応する。

「ん゛んッ‥!」

一際力強く最奥を突かれ、虎徹の中がギュッとバーナビーを締め上げた。

「ヒィッ!あ゛あ゛‥アァー!」

ビクビクと痙攣を起こしたように震えだした体がやがて、弛緩する。
中で弾けたバーナビーが余韻を楽しむように軽く揺すりながらのぞき込むと、虎徹は気を失っていた。
どうやら出さないまま、イってしまったらしい。
いわゆる、ドライオーガズムというやつだ。

「…やりすぎたかな」

リングを外すと勢いを無くした白濁が溢れ出してきた。
確かに後ろだけでイくことは出来たのだが、目覚めた虎徹の反応が怖い。
じっと、泣き顔を見つめながらバーナビーはため息を吐いた。



「…もう、お前とはやんねーからな!」

結局、虎徹の逆鱗に触れたバーナビーはその後、しばらくお預けを食らう羽目となる。

(でも、僕はめげませんからね)









※がんばれバニーちゃん!(笑)

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