お仕置きシリーズ

□「お仕置きタイム」(R)
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あれだけ油断するなと言ったのに、虎徹はいつだって同じ失敗を繰り返す。
新年会と称した会社主催の集まりで一人のスポンサーが手渡した飴を口に入れた虎徹は、いつもの癖でそれをガリッと噛み砕いた。
その様子を見守っていたバーナビーは、ああ、まったく学習能力がないなと溜め息をついた。
案の定、彼の予想通り赤い顔で俯き始めた虎徹の介抱をするフリをして、男が肩に手を回す。

(お仕置き決定だな)

バーナビーはつかつかと二人の元へ歩み寄ると、虎徹の左腕を掴んで引いた。
震える体がバランスを崩して腕の中へと倒れ込む。

「大丈夫ですか?気分が悪いなら、そう言ってくれればいいのに」
「バニー…」

潤んだ瞳に見上げられてはたまらない。
失礼、と軽く会釈をしたバーナビーは虎徹を連れ
、さっさとその場を後にした。




会場から少し離れたトイレの一番奥の個室に虎徹を押し込むと、ガチャリと鍵をかける。
主役がこんなとこでサボってていいのかと考える余裕もなく、熱くなった体を持て余すように虎徹はバーナビーを見上げた。

「さあ、お仕置きタイムです」

キレイな顔でにっこりと微笑んだバーナビーがいきなり虎徹に口づけてきた。

「ん、ふ…」

鼻にかかった甘い吐息が漏れ、キスだけで虎徹はイキそうになる。

「淫乱な人だな」

舌を差し入れ、クチュクチュと水音を立てながらバーナビーは嘲るように目を細めた。

「僕だけじゃ、満足出来ないんだ」
「ち…が…、あっ」

バーナビーに翻弄されて乱れる虎徹はいやらしくて堪らない。

(誰にも触れさせるもんか)

「ドアに手をついて、足を開いて下さい」
「…バ…ニー…」
「言ったでしょう?お仕置きだって。あなたが誰のものか、また一から教えてあげますよ」


その体にね、と低く囁かれた虎徹の体がビクッと揺れたのを見てバーナビーは満足げな笑みを浮かべるのだった。


「今、何本指が入ってるか分かります?」
「わかん…ね…よ」

荒い息を吐く虎徹はバーナビーに背を向けたまま、下肢をさらけ出し、腰を揺らしている。
尻の狭間に差し入れられた指がグチャグチャと彼の中をかき乱す度に、艶やかな声が響き渡った。

「三本です」
「ん、あぁ…」
「ねえ、虎徹さん」
「…んだよ!くっ…」

指だけでは焦れったくて、少しでも奥に取り込もうと腰を突き出す虎徹の耳元に唇を寄せたバーナビーがそっと囁く。

「ここがどこだか分かってます?」
「…ッ!」

瞬間、理性を取り戻した虎徹の中が強く収縮する。

「今、軽くイきましたね」

羞恥に苛まれた虎徹は声を殺すべく、歯を食い縛った。

「そうそう、ここトイレなんですから。誰が来るか分からないのに声は抑えて下さいね」
「う、…バニー…」
「なんです?」

物欲しそうな瞳で振り返る年上の男が放つ色香は凄絶で。

「バニー…たの…む」
「もう、限界ですか?」

中の指を曲げてやると、ヒッと短い悲鳴が上がる。

「おねだりする時は何て言うんでしたっけ?」
「…く…」
「さあ、虎徹さん。何が欲しいんですか?」

わざといい所を狙って指を動かすと、快楽に弱い体はいとも簡単に陥落した。
俯いた虎徹が声を震わせながら、小さく呟く。

「バニー…のが、欲しい…。おまえのを…なかに」
「それから?」
「入れ…てくれ、おくに、つっこんで…ぐちゃぐちゃにしてくれ‥よ」
「‥よくできました」
「ひあっ!」

バーナビーは虎徹から指を引き抜くとクルリと体を前に向かせ、向かい合わせで大きく足を開かせた。
そして自分は便座に腰掛けて、いきり立った自身の上に虎徹の体を座らせた。


「ああっ!」

自重で深くバーナビーを飲み込んだ虎徹はその刺激で性器から白濁を撒き散らした。

「あ、あ…」

射精後の虚脱感で惚けている彼をすかさず、バーナビーが突き上げる。

「ヒッ!まだ、だ…めだ…やめ、」
「声、丸聞こえですよ」
「んん…」

慌てて口元を手で押さえる虎徹に構わず、バーナビーは自身の快楽を追うように中を抉り始めた。

「僕の服を汚して、」
「ん、…く!」
「そんなに気持ちよくなってちゃ、お仕置きになりませんね」
「んー!」

激しく揺さぶられる虎徹の瞳から、涙が零れ落ちる。

「そんな可愛い顔で泣いても、」
「う、う…んッ…!」
「許しませんからね」

優しい笑みの奥で光るバーナビーの目は笑ってはいなかった。








※久々のエッチがこんな変態ちっくですいません(苦笑)お正月のお年玉…とでも思ってやって下さい。



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