長編

□POWER OF JUSTICE(中編R)
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※ここから先は兎虎前提のモブ虎描写(しかも複数)があります。苦手な方はご注意下さい。











抵抗の術を奪われた虎徹の衣服を、二人の男が引き裂くように剥ぎ取ってゆく。
もう一人の男がその様子をビデオカメラに収めていた。

「もう少し嫌がってくれた方が興奮すんだけどな」

カメラを向けた男がうわずった声で言う。

「…ざけんな‥」

せめてもの抵抗として無表情を貫こうと、虎徹はそう吐き捨てたのを最後に口を閉ざした。

「チッ。マグロな奴を抱いても面白くも何ともねーよ」
「なあ、あんたにもらったアレ使ってもいいか?」

振り返った男の一人が手の中のモノをリーダーの男にかざして見せる。

「…壊すなよ」

答えを最後まで聞かずに、若者の方が虎徹の体をうつぶせに抑え込んだ。
少し日焼けしたしっとりとした肌が無防備に晒されている。
滑らかな背中から腰にかけてのラインは思ったよりも艶めいていて、思わず男らは息を飲んだ。

「ぐっ…」

後ろ手に拘束されているため、必然的に膝をつき尻を上げる格好になる。
床に頬を擦り付けながら、屈辱的な体勢に虎徹は歯を食い縛って耐えた。

「もっと足開けよ」
「…っ、」

閉じようとした足をぐっと開くと、男が無遠慮に尻の狭間を覗き込む。

「うっわー、狭そー!こんなとこに入んのかよ」

カメラが回り込むと男はローションを垂らした右手に何やら座薬のようなものを持ち、反対の手で虎徹のアナルを押し開いた。
指先が触れた瞬間、ヒッと息を漏らして虎徹が体を震わせる。

「ぐっ…」
「すっげえ、食いついてきやがる」

男が指先を使って薬を奥の方へと押し込む。

「…ん…」

やがて薬が体内深くに挿入されたのを確認すると、男はゆっくりと抜き差しを開始した。
くちゅくちゅといやらしい音を響かせて、男の指が一本また一本と徐々に増やされてゆく。


「おい、ここアップで撮れって!もう三本もくわえ込んでるぜ」
「とんだ淫乱ヒーロー様だな!」

背後で男達の笑い声が聞こえて、虎徹は悔しさに歯を食い縛った。

「ぐぅ…!」
「おらよ!上のお口が寂しそうだぜ、っと!」

不意に前髪を持ち上げられ、伏せていた顔を無理やり上向かされる。
痛みに顔をしかめた虎徹に男の勃起したペニスが突きつけられた。

「舐めろ」
「…っ!」

首を振って逃れようとする虎徹の口に、男が己の一物を押し込もうとする。

「往生際が悪いなあ」

楽しそうに口元を歪めた男は今度は虎徹の鼻をつまんだ。

「んんっ!」

息苦しくなった虎徹が口を開くと同時にペニスを突っ込んだ男は途端に容赦なく、腰を使い始めた。

「…んぐ…ぐ…っ!」
「た…まんね…」

恍惚とした表情で出し入れを繰り返す男に口腔内を犯され、苦しげな虎徹の瞳からたまらず涙が溢れて頬を伝った。






「意外と大人しいんだね」

バーナビーに銃を突きつけていた男が目の前で繰り広げられている痴態を見ながら、声を掛けてきた。

「もっと騒いでくれた方がワイルドタイガーも君の存在を意識するのに」
「…悪趣味だな」
「依頼主のご要望だ」
「これ以上、変態オヤジを喜ばせるつもりはない」

それは残念、と男が笑う。

(あとどれくらいで能力が戻るだろうか)

力を取り戻し、必ずや虎徹を救い出す。
今のバーナビーは目の前の光景から意識を逸らすべく、そのことだけに神経を集中させるのだった。




「はあ、はあ、くっ!イキ…そ、」
「…うう゛…んぐ…」

やがて口の中で男のモノが大きくなり、突然引き抜かれる。

「ん!」

慌てて目を閉じた虎徹の顔面に向けて、男は勢いよく射精した。

「はぁー」

とろりとした白濁が涙と共に流れ落ちる様は何とも淫靡で、男達は思わず生唾を飲み込む。

「もう我慢できねー!」

言うなり、後ろをなぶっていた男がいきなりペニスをねじ込んできた。

「あ、あぁっ!」

慣らされたとは言え、衝撃に虎徹が背中を仰け反らせ悲鳴を上げる。

「おい!カメラ交代しろよ!」
「チッ。しゃーねーな」


一度イった男がカメラを受け取り撮影を続けると、今度は別の男のペニスが虎徹の口に突き入れられた。

「んんーッ!」
「歯ァ、立てんなよ!」

前後から激しく貫かれ、意識が朦朧とし始めた虎徹の体を不意に違和感が襲う。

「…ッ!」

ドクリ、と心臓が波打つ。
何だ?と考える間もなく、体中に熱が回り始め、全身がカアッと熱くなった。

「ん!んぅ!んんーッ!」

ペニスを出し入れされているアナルが疼き、触れられもしていない虎徹のペニスはいつの間にか勃ち上がっていた。

「すっげえ締まり…やべェ」
「…ッ…ん゛!んぅ!」
「ようやく、薬が効いてきたみたいだな!」
「ん゛ん゛んんーッ!」

内壁が男のモノに絡みつく。
ギュッと取り込もうとする動きに逆らって、男が中を抉るとたちまち虎徹は達してしまった。

「こいつ、後ろに入れられてイキやがったぜ!」

楽しそうに笑った男が背後から乳首を抓る。

「んぅ!」

薬によって高められた性感はどこに触れられても、虎徹に悲鳴を上げさせた。

「おら!こぼさずに飲めよ!」

前後で激しく腰を振っていた男達が同時に彼の中に白濁を注ぎ込む。
その刺激だけで、声も出せずに虎徹は再び絶頂を迎えていた。

「はあ、はあ…」

解放され、荒い息を吐く虎徹の体が床に突っ伏したまま上下に揺れている。

「まだ足んねーよな」

口の端から、そして収縮を繰り返すアナルから男達に注がれたモノが零れ落ちる。
その様子をカメラは執拗に追っていた。

「そういや、相棒が退屈してんじゃねーかな」
「やめ、も…ムリ…」

ぐったりとした虎徹の体を抱え起こすと、それだけで彼は嬌声を上げる。


先ほどまで口に突っ込んでいた男が今度はあぐらをかいて座り込み、虎徹をその上に抱え上げた。

「い…やだ…!やめ、」
「そのイヤラシい姿、相棒にも見てもらいな」

背後から囁くと、男はバーナビーに向かって両足を広げたまま、虎徹の腰を落とした。

「あぁーッ!あ゛、ぁあッ…!!」

正面から自分へと向けられたバーナビーの視線を感じる。

(バニーが…みて…る)

そう意識した途端、虎徹はまたもや達していた。

「見られて興奮したのか、ああ?」
「あ、あぁッ…」
「マジで淫乱だな。ワイルドタイガーさんよぉ」

薬のせいだと思っても、絶望が彼を覆う。
もう、男達の揶揄する声も耳には入らない。
考えることを放棄して、押し寄せる快感の波に虎徹はただひたすら身を任せた。













※スライディング土下座再び。しかも終わらんかったとか…。AV目指して玉砕。それでも私はモブになりたいです。



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