NOVELS

□らぶっ!
1ページ/2ページ


※♀虎ですが、名前は虎徹のままです。
※いきなりエロから入りますよ!





午前零時。バーナビーの部屋は、部屋の持ち主と、その恋人である虎徹が発する熱でいっぱいだった。

「ん……ココ、は……?」
「、あ……ん、いい、よっ……」

バーナビーの指が、舐めるように虎徹の中に入って、くちゅ、くちゅ、と水音を立てる。

「ん……こてつ、さん……」
「はぁ……う、あっ……!」

もっともっと、愛しい人に自分を受け入れて欲しくて、より奥深くに指を這わせる。

「あっ……ああっ、ンっ……」
「もっと、声、出してください」

もう一本指を増やして入り口を擦りあげると、虎徹はさらに嬌声をあげた。

「あっ、やああんっ!はあっ、ふあ、ああっ……!」

甘い彼女の声に触発されて、バーナビーはさらにその行為に夢中になった。

「ん……あった、かい……」
「あ、あっ、そこっ、そんなの、だめ、ああ、ひああんっ!」

指をバラバラに動かしたり、わざと焦らすようにゆっくりと出し入れを繰り返したりする。その度に虎徹は違った反応を示し、奥からはどんどんと愛液が溢れてきた。

「ああっ……ひくひく、して……かわいい、です……」
「なっ、にぃ、いって、あ、んあっ!」

バーナビーも自分でも気付かない程に興奮していて、彼のペニスは触ってもいないのに先走りが漏れていた。

「はあっ……は、あっ……!」

そんな様子のバーナビーに気がついて、虎徹は優しく声をかけた。

「あっ……ば、にぃっ……も、だいじょぶ、だからっ……」
「……!……こてっ……さん……?」
「もう、いいからっ……いれ、て……?」

ふとバーナビーが虎徹の顔を見上げると、彼女は見たこともない表情をしていた。
顔を赤くして、息を荒くして、自分を求めている。
そんな彼女に、バーナビーは自分の体温が下半身からぶわっと上がるのを感じた。

「つ……そんな事言っちゃ、だめですよ……!」
「あっ……」

バーナビーは虎徹の脚を高く上げ、腰を少し浮かせる。そして自分のペニスを握り、虎徹の膣口にあてがった。

「入れ、ますよ……?」
「……うん」

虎徹が苦しくないように、先端からゆっくりと中に埋める。
しかしやはり愛しい人の中は心地よく、バーナビーはたちまち早く一つになりたくて仕方がなくなった。
そして我慢できなくなって、一息に虎徹の中を貫いた。

「、ひ、あっ……!」
「うッ、はあっ、ああっ……!!」

中にペニスが完全に入ると、お互いを言いようの無いほどの快感が襲い、バーナビーはそれに耐えきれず、入れただけで達してしまった。

「はあっ……あ、あつっ……」

びゅる、びゅる!と虎徹の中に勢いよく濃い白濁が流れ込んでくる。

「つっ……す、みません……きもち、よくっ、て……僕……」
「ふぁ……げ、んき、だねぇ……?」

いきなり突っ込まれて辛いはずなのに、ふふっと笑ってそれを表情に出さないでくれている虎徹に、バーナビーは嬉しいような、悔しいような気持ちになった。

「っ……あなた、は……いつも、そうやって……僕の、ことっ……」
「だ、って、っ……ほんと、じゃんっ……あははっ」
「わ……笑わない、で、くださ、いっ……!」

ムキになるバーナビーに、虎徹はごめんごめん、と言って、彼の髪を力の入らない手で弱々しくクシャクシャっと撫でた。
バーナビーは、その小さくて細い手の上に自分の手を重ねると、優しく、しかし強くギュっと握った。

「……覚悟、してください」
「はい、はい」

そして虎徹は、上気した顔で、バーナビーが一生勝てないと思ってしまうような、不敵な笑みを浮かべた。

「どうぞ、ご自由に?バニー」
「!」

その言葉で、バーナビーのスイッチが完全に入ったようだ。
虎徹を覆い被さるように、体中で彼女を抱き締めると、我慢していた分、狂ったように腰を打ちつけ始めた。

「っ、虎徹、さんっ、こてつ、さんッ!」
「あ、まって、ああっ!は、はげしっ……!」
「好きで、すっ!ほんと、にっ!ああ……っ!」
「ふぁ、ば、ばにぃっ!あんっ、あ、」
「あっ、はあっ!こてつさん、はっ?」
「あ、あふぁ、わたし、もっ!す、きっ!」

虎徹の言葉に、バーナビーはドキッとする。何度言われてもなかなか慣れないが、嬉しくて嬉しくて、つい顔が綻ぶ。
そんなバーナビーの少年のような笑顔に、今度は虎徹がドキッとした。

「ばに、ちゃ……ひあっ!」
「こてつ、さんっ、僕っ、嬉しいっ、ですッ!」
「んあっ!わ、わたし、もっ!」

思いをぶつけるように、バーナビーの動きも激しくなる。
パンパンっ!という肌と肌がぶつかる音が、2人の意識を支配した。

「ああっ!もっ、そんな、むりっ……!」
「はあ、あっ!こすれ、て、きもち、いいっ!も、もぉ、イくっ!あっ!んああ!」

今にもイきそうな様子の虎徹に、バーナビーも限界を感じる。そして腰の動きにもラストスパートをかけた。

「はあっ!い、イって、くださ、いっ!ぼ、くもっ……!」
「ふあ、ああっ!やああっ!」
「はッ、つっ、んあ!」
「ああっ!ひああああっ!!!」

虎徹は頭が真っ白になって、無意識のうちにバーナビーのペニスを締めつけた。

「んっ……ッあっ……ああっ!!」

バーナビーも、思う存分びゅく、びゅくっと、虎徹の子宮に熱い精子を放つ。
そして全て出し尽くすと、ゆっくりと2人の愛液にまみれたペニスを抜いた。

「んあ……あ……」
「はあっ……はあっ……」

バーナビーはどさっと虎徹の上に体を重ねると、彼女の首や瞼や、流れるような黒髪にキスをした。

「あはは、くすぐったい、よ……」
「虎徹、さん……こてつ、さ、ん……」

まだ息が上がったままだったが、どちらともなくお互いを抱き締める。
やがてそのまま2人が眠りに落ちるまで、そう時間はかからなかった。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ