NOVELS
□④
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拍手お礼会話文です。兎虎です。できてます。
○GOOD MORNING
｢おじさん、起きてください。おじさん｣
｢う、うーん……？｣
｢もう８時ですよ。いい加減起きて、ご飯食べちゃってくださいよ｣
｢んー……いいじゃんかぁ……今日土曜だよ……｣
｢今日は日曜日です｣
｢ふぇー……？そだっけ？｣
｢そうですよ。もうボケが始まってるんですか？｣
｢うあー分かった、分かったから……あと、五分だけ……｣
｢……いくら休みの日だからって、いつまでも寝てるの止めてください｣
｢……｣
｢いくら日頃鍛えていても、規則正しい生活をしないと、後で困るのはおじさんなんですよ？｣
｢……｣
｢だいたい、もう若くもないのに毎日お酒飲んで、仕事では無茶ばかりして、トレーニングだって隙あらばサボってばかりで……って、聞いてるんですか？おじさん？｣
｢……んあ？あ、聞いてる聞いてる｣
｢何ですか、人の顔じっと見て｣
｢いや、その……変わったよな、お前｣
｢……は？｣
｢んーほら、前なんか朝は『低血圧なので起こさないでください』とか言ってたじゃん。んで、無理やり起こすと不機嫌になって｣
｢……そうでしたか？｣
｢そうでした！｣
｢でも、おじさんは別に低血圧でも何でも無いですよね？むしろあの卵と油の混合物のせいで、着実に高血圧への道を……｣
｢あ！マヨネーズの事悪く言うなよな！アレがないと俺死んじゃう！｣
｢それくらいでは人間は死にません｣
｢俺にとってはそれくらい重要な物なの！｣
｢メタボになっても知りませんよ｣
｢いいもん！ていうかならないもん！｣
｢……とにかく、いい加減に起きてください。卵焼き冷めちゃうんで｣
｢ふぁーい……｣
｢早く来てくださいよ｣
｢んー……｣
｢…………二度寝したら襲いますから｣
｢んぁ？何か言ったか？｣
｢いえ、別に。先に行ってますよ｣
バタン。
｢………恥ずかしいヤツ………
…………二度寝、しちまおっかなー……｣
END
→つづきます