ゴーカイジャー長編

□ハングリープリンセス
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アヤメがアイムに介抱されている間にゴーカイガレオンは地球へと錨を降ろしたようだ。

「さぁ、参りましょうアヤメ。」

全員に“さん付け”しているアイムだがアヤメだけは別なようだ。

「うん、ありがとうアイム♪」

「まぁ…っ///」

アヤメもアイムに相当懐いているようで、ぎゅうっ抱き着く。

するとアイムは「大したことではありませんのに…///」と顔を赤らめた。

そんなこんなでふたりは手を繋いで皆が待つメインルームに戻るのだった…


――――その頃アイムを除くゴーカイジャー。

「アイムのやつ…、あいつに変なことしてないだろうな…」

マーベラスが人差し指でコツコツと机を叩く。

アイムが自室にアヤメを拉致してから絶えることなくこの音は鳴り続けている…

「あぁっ!もう鬱陶しい!!!そんなに気になるならアイムの部屋に行ってみれば良いじゃない!?」

とうとうルカが痺れを切らした、が…

(((いや、無理だろ(だよ)…))) ←男性陣

あの沸騰したての熱湯も慌てて凍り直すであろうアイムの笑顔を見た直後に、そんな命知らずな行動を取る勇気を彼らは持ち合わせていなかった…
 
 
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