いつまでも夢に溺れていれたなら

□「他の奴の体触んなよ。」
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*会話のみでお楽しみください










「たぷたぷー」


「......」


「たっぷんたっぷん」


「......」


「あははははは」


「......」


「きもちー」


「いつまで人の腹触ってんだ酔っ払い。」


「だって思ったより気持ちよくて。癒されるわー。
なんであんたそんなに顔も胴体もたぷたぷなのに足とかキュッて引き締まってるの?」

「知るか。」

「私、細マッチョが好きなのよねー...」

「はいはいそうですかー。」

「...ブレダみたいな太ってる人は無理だと思ってたのになー......ブレ好きになっちゃって痩せればいいのにって切に思ってたけど、この癒しがなくなるのは辛いねー」

「なっ、えっ、は!?」

「だから、やっぱブレはそのまんまでいいや。」

「何様だよ!じゃなくて!」

「ん?」

「なんつった?」

「痩せたらいいっていうのは無しの方向で。」

「その前。」

「細マッチョ好き?」

「その後。」

「太ってる人無理。」

「ぐっ......もう少し後...」


「あ......」


「あ?」


「忘れて。」


「何を。」


「私が言ったこと。」


「どのことだよ。一人でずっとつらつら話してたじゃねぇか。」


「だから〜......」


「......」


「ブレ好きになったってやつ。」


「あんだって?」


「っ〜〜......もういい馬鹿!!」

「仕方ない。ダイエット始めるか。」

「いじめっこ!!」

「ハッハッハ、嘘だ嘘。俺の肉はお前のために残しとくか。」

「っ!!」

「痩せてたら冬は寒いらしいしな。」


「...他の人に触らせないでよ?」

「ならひとみも他の奴の体触んなよ。」


「......ブレ、私のこと好きなの?」

「気付いてないのはひとみぐらいだよ。」

「嘘だ!!」

「嘘じゃねぇ。」


「///......とりあえず今日はお開きにしましょう。」

「あ?なんで?」


「...どんな顔してどんな態度で何話したらいいのかわかんないんだもん......」

「クックック」





「笑うな馬鹿。」





(こいつら、絶対俺らがいること忘れてるよな。)
(全くですね。)
(ひとみが酔うと周り見えなくなんのは知ってたけど少尉まで......)
(...まぁ気持ちもわからんでもないが。)
(二人置いて店変えて飲み直します?)
(それがいいな。)

職場の飲み会での飲み過ぎには注意しましょう。
周りから微笑ましくもイタイ目で見られることがあります。



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