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□一番のおまえを、
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『1番/綺麗/な私/を』を元にして作りました。
原曲のイメージが壊れるので注意して下さい
なぁ、スコール。
もう一度、もう一度だけおまえを想うことを許してくれ。
もしもさ、あの春におまえと出会わなかったら、桜だって空だって俺の目には過ぎていく時の一瞬に過ぎなかったんだ。
おまえに出会って、桜も空もすべてが急に色付いたように、輝いてるように見てたんだ。
馬鹿みたいだろ?
俺もそう思う。
夏に一緒に花火見に行ったときのこと覚えてるか?
花火なんて星の数だけ見てるのに、おまえと見た花火が忘れられねぇんだ。
バーンってさ、打ち上がる花火とおまえの横顔。今なら死んでもいい、って柄にもなく思ってたんだぜ。
もしも、あの秋に戻れるなら、隠してた涙だってみせていたかもしれない。
あんたは心配して、涙した俺にその広い胸を貸してくれて。
泣き止んだ俺を見て、あんたは笑うんだ。
俺が好きなその笑顔で。
でもあんたは大統領だしな。
我が儘言えない
はじめて雪が降ったあの日。
あんたが言ったことを信じていれば、あんたの隣にいられたんだろうか。あんたの隣で笑ってたんだろうか。
こんなことにはならなかったんだろうか
なんてな。
ほんと馬鹿みたいだな、俺
なぁラグナ。
俺あんたをいっぱい傷付けた。
甘えてばかりであんたの気持ちなんて全然考えてなかった。
大切なものを失ってから気付くって言うけど、失ってからじゃ遅いんだな。
ラグナ、今でも俺のこと思ってくれてるか。あの日々のこと思ってくれてるか?
今からでも遅くないか?
勝手でごめん。でもどうしても聞いて欲しいことがあるんだ。
なぁスコール。
俺やっぱりおまえと離れたくねぇ。
もう会いたくないって言われたけど、俺は会いたいよ。
会って話がしたい。
ギューってしたい。
名前を呼んでもらいたい。
一緒にいたい。
今から行っていいかな
忙しいかな。
いや、そんなん関係ねぇな!
待ってろよスコール!
今からおまえをめろめろにしてやるからな!
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ありがとうございました!
初の小説となり、お見苦しいことと思いますが、読んで頂きありがとうございました。
原曲のイメージ崩してしまってすいません
悲恋の曲なんですが、どうしてもふたりをくっつけたかったんです!
駄文ですが、読んで頂き
ありがとうございました。