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□めでたい愛でたい
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「ば…ば…」
「ス、スコールさん…?」
「バッツの馬鹿野郎っ!」
パンッ!!
走り去るスコール、と頬っぺが紅葉な俺。
あ…あと数時間で愛しい恋人の誕生日なのに…俺…もう駄目かも…
そういうわけで、一部始終を見た皆様は「あぁ、またバッツが何かやらかしたんだな、」と思っているかもしれないんだけど、俺悪いことしてないぞ!!(してない…よな?)
あぁ…何が楽しくて恋人の誕生日(前日)にビンタされなくちゃいけないのか…。
今頃、
〜バッツの理想の誕生日〜
「バッツ一緒にお…ふろ///」
「スコール?なんか言ったか?」
「////何もいってない!」
「うーそっ☆お風呂入るぞ!」
「!!もぅ!バッツったら!」
うふふらぶらぶいちゃいちゃにゃんにゃん…
おぉっといけね!今は出て行ったスコールだ!
「あいつ何処にいったんだ?」
うだるような夏も、夜となれば少し肌寒さを感じる。
俺の可愛い可愛い恋人は友人の家にも実家にも行ってないらしい。
日付が変わってしまう。
大切だから、一番に言いたい
大切だから、一番に会いたい
恋人だから、一緒に過ごしたい
「あ!わかった!スコールはほんとは俺と誕生日を過ごしたくないとか!」
…orz
自分で言って、凄く悲しくなってきた
「…そんなわけあるか!」
涙を浮かべてブランコを漕いでる俺の前に探し回った恋人が立っていた
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