白銀に輝く空

□其の二
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(落ちたなー・・・なんでガラス張りなのにおちるんだ??・・・てか、落ちる距離・・・長くないか・・・?)


そう思った瞬間に、腰あたりをしたたか打ち付けた感触がした。

ドスンっ


「つってぇ〜」

落ちた青波の周りに黙々と埃のようなものが舞う。


ゲホッゲホッ


その煙たさに思わず咳き込む青波。


(いくら展示品でもこんなに埃たまってるもんなのか??掃除しろよ・・・)



咳と目に入るゴミで涙を滲ませながら、煙がおさまるのを待った。


(これでなんか壊してたら、やっぱ弁償??そいつはやだなー・・・)



やっと埃も消えてきたかとおもった時、青波の目の前に、尖っていて、銀色に光るのものが突きつけられていることに気づいた。

(え??これって、刀抜いてる人いたっけ?)


その切っ先がはっきり見えてきたので、その先っぽのところを手で押しやる・・・

「いてっ」


その先に触れたとたんに、指先に痛みが走った。


「え?ほんもん使ってんの?」


血の出た指を舐めながら、ふいと顔あげた
・・・と、そこには、、、




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