白銀に輝く空

□其の八
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ふと青波が目を覚ますと、そこは屯所の自分が今まで怪我人として寝かされていた部屋だった。



(アレ…俺、昨日…)


どうしたんだっけ?と記憶を探ると…



(あ、そうだ。昨日、沖田さんにつれられて帰って、着いた途端に気失って倒れたんだ。)




「兄さん…。殺したんだよな。」




ぼそっと呟いた。




その瞬間に、兄の遺体、自分がやったことの映像がフラッシュバックする。



「うっ…っく…」



思い出した瞬間に涙があふれた。


殺した。殺した。殺した。・・・




頭の中で、その言葉が繰り返される。



「やだっ」



ぼろぼろと涙をこぼしながら、バサッと布団をかぶって頭を抱える。




「うるさいよ…喋るな…ぁ」


一通り泣いて、疲れて...

・・・そのまま、青波はまた眠りに落ちた。
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