★TVXQ★
□明日は来るから
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あぁ、まただ…
今日もまた…
夜が悲しみを連れてきた…
「ジェジュン…?」
真夜中に聞こえた啜り泣く声。
そっと部屋のドアを開けて声をかけると、ベッドの中からジェジュンが小さな声で「ゴメン…」と言った。
謝らなくてもいいのに…
ねぇ、ジェジュン…
今、抱きしめたなら…
その悲しみを消すことが出来るのかな…
「ユチョン…」
「ん?」
か細いジェジュンの声に、ドアを閉めようとした手を止めた。
次に続く言葉が頭の中を駆け巡る。
その先を聞かなくても分かるのは…
耳に刻み込まれる程、繰り返されてきたから。
「…俺…どうしよう…」
消え入りそうなジェジュンの声が切なさを増していく。
「…ユノに…会いたい…よ…」
ジェジュンは涙声で何度も何度も繰り返した。
その言葉に何も返せずに立ち尽くす。
何をしてあげればいいのか…
毎晩同じことを繰り返していても、答えは出ないままだ。
そして、またジェジュンの切ない声が耳に刻み込まれていく…
ユノに…会いたい…
ユノに…
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