★TVXQ★
□TRICK
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「うは〜っ気持ちイイなぁ〜」
誰もいないリビングで思いっきり声をあげて、グーッと体を伸ばしてみる。
今日は、みんな取材や撮影なんかで時間が合わず、先に帰宅したジェジュンは特にやることもないので早々とシャワーを浴びてきたのだった。
いつもだったら着替えているところだけど、誰もいないのでバスタオルを腰に巻いただけの格好。
頭の上に被せたタオルから濡れた髪の毛が覗いている。
チャンミンが見たら「何て格好してるんですか!」ってうるさいんだろうなぁ。
でも、この開放感…たまにはいいよね★
冷蔵庫から取り出した缶ビールをグイッと飲めば、体中に染み渡っていくのを感じる。
「プッハ〜ッ!うまい〜!」
ソファに身を沈めると、まだ乾いてない髪の毛からポタリと雫が落ちてジェジュンの胸元を伝った。
…ん〜、何か寂しい…
グルリとリビングを見渡してジェジュンは溜息をついた。
いつも誰かしらいて、この部屋に一人でいるなんてことないもんなぁ。
こんなにリビングが広いなんて思わなかった。
なんか…落ち着かないなぁ…
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