★TVXQ★

□明日は来るから
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その痛みを分けてくれたら良いのに…


体に埋められた小さな粒が切なく光る度に、抱きしめたくなる…


それだけでは苦しみも悲しみも、消してあげることはできないけれど…


だけど…


そうすることが出来たなら、何もできない苦しみも消せるのに…





「ジェジュン、またピアス開けた?」


「…うん、いいでしょコレ」


アハッ、と軽く笑ってジェジュンは左耳に小さく光るピアスを指さした。

無邪気な子供みたいに笑っているけど、どこか痛々しいのは…

本当は辛いのに、それを隠しているから。

いや…隠しているつもりでいるから、かな。



「ユチョンも開けてあげようか?」


「いやぁ、今はいいかなぁ」


「チェ〜つまんな〜い」

ジェジュンは口を尖らせて椅子の背もたれに体重をかけた。

今は撮影の待ち時間。

スタジオに作られたセットの中でジュンスがカリスマ全開で撮影に挑んでいる。

それに視線を移したジェジュンの横顔から目が離せなかった。


相変わらず綺麗な顔。
笑顔が似合うその顔に、今は悲しみが纏わり付いてる。



その悲しみを取り除いてやることが出来ればいいのに…


だけど…


どうすることもできなくて、ただ見つめるしかなかった。







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