novel*h
□勘違い!
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俺と沖田が恋人同士になってから、5ヶ月が過ぎようとしていた。
それまで俺らは、顔も合わせたことがない他人で。
…(不本意だが)芹沢さんの雑用係兼、居候としてこの浪士組に世話になってる。
沖田なんて、最初の俺の扱いはひどいもんだった。
いきなり、初対面の奴ぶっ飛ばすかよ?
まぁ今も大して変わりは無いが。
恋人同士になって気がついたが、あの沖田が変わるなんてことはまず無い。
いつだって、人を下に見てるっつーか、とにかく人をからかうのが好きらしい。
でも、初めよりは敵対心も消えたと思うし、それなりに甘えてくるようにもなった。
…と思う。
とにかく、俺も沖田のこと…その…、す…好きだし!
沖田だって、たぶんちゃんと俺のこと好きだ!
あの沖田が、好きでもないやつに、接吻も体も許すと思えないしな…!
つまり、まぁそういうことだ。
沖田とは、接吻も夜のあれとかも経験済みなわけで。
仮にも愛し合ってる仲だってのに…
…一体これは、
どういう状況だ…!?
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