世界の果てにあるという、不思議な丘。そこには一年中咲き誇り続ける桜があり、世界中の果物がなる森がある。そして、一匹の喋る猫と声を失った青年の経営する洋菓子店が、ぽつりと佇んでいるのだ―…。


■外観■
苺色の三角屋根に、クリームのような白のレンガ作りの壁、クッキー色の扉というお伽話のお菓子の家のような外観。
しかし、屋根に雪が降り積もっているのに向日葵や桜が咲いていたり、どこからともなく枯れ葉が風にさらわれてきたりする、異様な環境にある。

■内装■
店内は白で統一されており、壁には古びた異国の地図が貼ってある。中央にはガラスのショーケースがあり、そこにお菓子たちが並べられている。
看板猫のベルはそのショーケースの上に小さな木製の椅子を置き、そこに踏ん反り返って接客を行い、銀髪の青年はベルに言われるがままにラッピングや雑務を行う。

■店主・夢幻(むげん)■
艶やかな銀髪。長い襟足を革紐で結んでいるが、襟足よりも長い前髪は放置している。ベルから前髪を切れと何度も言われているが、何故か断固として切らない。
瞳はアイスブルーで、切れ長。真っ白な肌に青が際立っいる。
高身長だが壊れそうな華奢な体つき。
声を発することができないので、会話を要する際は筆談かベルにアイコンタクトで伝えている。

■看板猫・ベル■
夜空を思わせる金色の目をした黒猫。二足歩行ができたり、低い男の声で人間の言葉を話すことができたりする不思議な猫。
気分屋で、奔放な言動で店主を困らせることがよくある。
最近は店主とお揃いの紺のエプロンがお気に入りで、それを身につけ踏ん反り返っている。


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