BL小説(TIGER&BUNNY編1)
□【虎兎】待ってた!タイガー&バーナビー! 2
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「……(タイガーが持っている紙を取り上げ)では、次の質問です。」
「………(ニヤニヤしながらバーナビーを見る)」
「…え〜と、"お2人はプライベートでも仲がよろしいんでしょうか?"…だそうですよ?」
「え?なんで聞いたの?」
「…いえ…。深い意味はないですよ。」
「ん〜…今はほんっと仲いいよな〜?」
「そうですね。初めは本当に面倒くさい方だなと思ってましたけどね(笑)」
「それはこっちのセリフだっつーの!(笑) 」
「まぁ、第一印象は最悪でしたけどね。今だから言いますけど、タイガーさんは苦手なタイプの方でした。」
「あ、やっぱり?(笑) 俺はそうでもなかったけどなぁ〜…」
「え?(驚いてタイガーの顔を見る)」
「確かに気に食わない奴だって思ってたのは確かで、クソッって思ってたけど、ん〜…そうだなぁ〜…やっぱ、どっか放っておけなかったなぁ〜。」
「そうなんですか?」
「ん。なんつーの?バニーはそれこそしっかりしてっし、なんでもスマートにこなすけど…でもどっか危なっかしいところとかあっからさ(笑顔)」
「・・・止めて下さい、タイガーさん・・・(少し照れた顏をする)」
「(笑)まっ、今なんかお互いの家行って、酒飲んだりしてるくらいは仲いいよな。」
「・・・そうですね。タイガーさんはうちに来る時、だいたい高いお酒目当てですけどね?」
「ちょっ・・・そんな事ねぇよ?(笑)」
「どうだか・・・(笑)」
「あ〜・・・まぁ確かにバニーん宅の酒は、すっげぇ高くて旨い酒いっぱいあるからついつい飲み過ぎちまうけどね〜・・・」
「確か、タイガーさんのお兄さんは酒屋さんでしたよね?」
「あぁ。」
「昔からお酒は強かったんですか?」
「あ〜・・・わりと飲んでたからなぁ・・・。でも、兄貴はハンパなく強ぇよ?俺なんか比べモンになんないくらい(笑)」
「そうなんですね?僕は今まであまり飲んだ事がないので自分がどの程度強いのか知らなかったんですけど・・・」
「すんげぇ弱ぇよな?」
「(笑)そうですね。」
「でもさ、お前パーティとか良く行ってんじゃん?そういうので飲んでたりしてなかったの?」
「そうですね。あまり飲まなかったですね。あのような場所でしこたま飲んだりする人なんかいませんけどね(笑)
それこそ、友人と飲んだりする機会もあまりなかったから・・・。ヒーローになってからですよ。楽しいお酒を知ったのは。」
「あ〜・・・まぁ〜・・・そうだよな〜・・・」
「なんでタイガーさんが泣きそうな顏してるんです?」
「べ、別に泣きそうな顏なんかしてねぇよっ!」
「"お互いに彼女とか好きな女性が出来たら紹介しますか?"だってさ。(じっとバーナビーを見て)」
「(タイガーを睨み)なんですか、その目は?」
「べっつに〜?」
「・・・そうですね。そういう人が出来たらタイガーさんには紹介したいですね。」
「ほんとに?バニーちゃん??」
「えぇ。バディの貴方にはきちんと言っておかないと・・・後々、面倒なんで・・・」
「面倒ってなんだよ?!(笑)」
「タイガーさんはどうなんです?」
「え〜?俺?・・・そうだな〜?・・・バニーに紹介して惚れられたら嫌だし、どうしよっかな〜?」
「それはないでしょ?」
「え?なんで?」
「僕が貴方の彼女に惚れたりなんかしませんて。」
「いやいや、そういうんじゃなくて・・・彼女がバニーに惚れる可能性の方が高いじゃん。」
「それもないと思いますよ?だって貴方を好きだと思っている女性でしょ?僕と貴方ではタイプが違いますし。」
「そ〜かな〜?」
「ま、僕は当分ないですけどね?ヒーローとして復帰したばかりですし・・・」
「案外もういたりしてな、相手?(ニヤリと笑う)」
「バッ・・・!何言ってるんですか?!(何故か顏を赤くして)」
「あはははははははっ!!(爆笑)」
−−−−収録後・楽屋にて
「何考えてるんですかっ?!」
「そう怒んなよ、バニー?」
「怒りますよ!あんな事言ったりして・・・」
「まぁまぁ。でも、お前も悪いんだぜ?」
「・・・何故ですか?」
「お前の反応が可愛いから。(チュッ)」
「(顏を赤くして)えっ・・・あの・・・え・・・」
「そんな顏してっと、このまま襲っちまうぞ?(バーナビーの頬に撫でる)」
「・・・・・・今後、貴方との対談は断わるようにロイズさんに言っておきます・・・」
「なんでだよ〜?!」
「・・・僕の心臓が持たないからです・・・(楽屋から急いで出ていく)」
「ひっでぇなぁバニーちゃん!・・・ま、そんなとこも可愛いんだけどな・・・(クスッ)
ばにぃ〜、ちょっと待てって〜〜!!」
2012.5.25
2012.5.25