過去拍手文

□虎兎編
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「もうっ、止めて下さいっ!」
「もうちょっとだって!あ、ちょっ、じっとしてろって!!」
「・・・じっ、ぶんで・・・あっ。出来ますから・・・っ」
「だってバニー、お前・・・自分ですっと血出すだろ?」
「でもっ・・・あ、そこっ・・・」
「なんだよ・・・ここイイの?」
「・・・あ、そこは・・・」
「よしよし。だいぶ溜まってんだなぁ・・・」
「その言い方・・・止めて・・・下さい・・・」
「ほら、もう黙れって。」













「しかし、バニーって耳掻き苦手って・・・ププププ・・・」

虎徹は笑いを堪えている。
バーナビーは虎徹を見て、少し不機嫌な顏をする。

「・・・笑いたければ笑えばいいじゃないですか?」
「いやいや・・・可愛いなって思ってさっ!」

虎徹がバーナビーを後ろから抱きしめる。
顏を赤くして俯いているバーナビーのうなじにキスを1つ。

「これからは俺がちゃんと耳掻きしてやっから・・・そんな拗ねんなって。」
「・・・これから、ずっとですか?」
「ん?」
「ずっと耳掻きしてるんですか?」

耳まで真っ赤にしてバーナビーは聞いてくる。
その真っ赤な耳を甘噛みし、

「・・・あぁ。これからずっと・・・俺がしてやるよ・・・」

と、とびきり甘い声でバーナビーの耳元で囁いた。


2012.3
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