過去拍手文

□ゴロトシ編
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「寿〜〜!」
「どうしたの?吾郎くん?」
「一緒に風呂入ろうぜ〜〜!」
「・・・はい?」
「はい?じゃねぇよ!いっつも俺の知らない間に1人で入っちまって・・・寂しいじゃねぇか・・・」
「・・・全く・・・君は子供みたいな事言うんだね・・・」

寿也が吾郎を抱きしめる。

「・・・いつも一緒にいるのに・・・まだ寂しいの、君は?」
「そうだよ。お前は他の奴らと仲良くし過ぎだかんな。見ててハラハラすんぜ・・・」
「・・・吾郎くん?」

寿也は吾郎を見てクスリと笑った。

「不安なの?」
「・・・あぁ・・・不安で仕方ねぇ・・・」

・・・ちゅっ・・・

「・・・っっ?!」
「こんなに君を好きなのに、どうして不安になる必要があるのさ?」
「寿・・・」

・・・ちゅっ・・・ちゅっ・・・

「僕が好きなのは吾郎くん・・・君だって何度言えば分かってくれるの?」
「・・・寿也・・・」
「それはこれからもずっと変わらないよ・・・。だって僕は君の事を子供の頃から好きなんだから・・・」
「・・・そうだよな・・・。わりぃ、寿也・・・」
「吾郎くん。」
「こんなの俺らしくねぇよな。でもさ、風呂は一緒に入りてぇよ・・・」

吾郎はニカッと白い歯を見せ笑う。

「・・・仕方がないな・・・。じゃあ・・・入る?」

寿也が顏を赤くしながら上目づかいに吾郎を見る。
その顏にぐっと下半身が反応してしまった。

「・・・ちょっと、吾郎くん?!何大きくしてんのさ?!!」
「うっせー・・・。お前が可愛いから悪りぃんだろ!!」

吾郎は乱暴に横抱きにしながら歩き出した。
その向かった先は寝室で・・・

「ご、吾郎くん?!お風呂入るんじゃ・・・っ!」
「・・・予定変更。」
「はい?」
「ベッドに直行だ!」

吾郎は寿也をベッドにそっと寝かせると寿也に覆いかぶさり、ニヤリと笑った・・・



2012.3

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