BL小説(TIGER&BUNNY編2)
□☆【虎兎】やっぱり本物がいいってこと
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「タイガー、ちょっといいかしらん?」
トレーニングセンターでいる時にファイヤーエンブレムがニヤニヤしながら俺に近づいてきた。
・・・嫌な予感しかしねぇんだけど・・・?
「なんだよ〜?俺今忙しいんだけど?」
「何よ!いつもはそんなのサボってるくせにっ!」
「今日は真面目にしたい気分なの!」
「いいのかしら〜?」
真っ赤なマニキュアした指でほほを撫でられる。
そして耳元で、
「アンタたちの関係バレてるかもしれないわよ?」
「だっっ?!」
ファイヤーエンブレムの腕を掴むと俺はトレーニングルームを出た。
ロッカールームまで走ってきた俺は息を切らし
てドアを閉めた。
「なんなのよ〜痛いじゃない〜?」
掴んでいた腕をさすりながらちよっと楽しげに言うファイヤーエンブレム。
「どういうこったよ?!俺らの関係がバレたかもって??!!」
「そうなのよ〜!実はね・・・」
こいつの話はこうだ。
どうやら裏で俺とバニーのそっくりさんのAVが出ているらしい。
それがやけにリアルでもしかしたら製作者は俺とバニーの関係を知っていて作ったんじゃねぇかって。
実は俺とバニーは付き合っている。
その事は親友のアントンとアントンと付き合っている折紙、そして言ってもねぇのに気付いたらしいファイヤーエンブレム。
こいつに至ってはなんで知ったかは分からねぇが本人曰く、"バレバレよ"らしい。
「ちょうど持ってるから見てごらんなさい?」
そう言ってファイヤーエンブレムはロッカーから一枚のDVDを俺に渡すと手をヒラヒラさせながら出て行った。
俺はその日、バニーからの誘いを断って自宅に帰るとすぐにDVDをセットしてソファに座った。
ネクタイを外してスーパーで買ってきたビールを一本開ける。
テレビに映し出されたのは俺とバニーのそっくりさんだけでなく、アニエスやブルーローズのそっくりさんまで出ていた。
「なんだこれ?!」
アニエスとブルーローズの絡みにちょっと笑える。
俺とバニーも突然シャワールームらしき所でちゅっちゅとし始めた。
「急な展開だな、おい。」
悠長に構えて見ていると2人の絡みがだんだんと大胆になって俺は下半身が疼き始めた。
「・・・マジで?!」
遠慮がちに喘いでいるそっくりバニーちゃんを見て俺の息子さんが反応した。
こんな作りもんになんで?!って思っても硬くなり始めたソイツは窮屈そうにズボンを押し上げている。
ホックとチャックを外して中から出してやるとソイツは俺の腹に当たるくらいの勢いで主張した。
「・・・ホンモンじゃねぇんだぞ、お前?」
画面で控えめに喘いでいるそっくりバニー。
俺のそっくりが身体中を舐めて、吸って、キスをしている。
「・・・バニーとキスしてぇなぁ〜・・・」
たらたら流れる先走りを先っぽに塗り込みながら扱く。
目を瞑ってバニーのトロトロに溶けた顔を想像した。
『・・・んっ、こて、さん・・・』
クる・・・やっぱホンモンの方がクる・・・
俺はいつの間にか画面の2人を自分たちに置き換えて1人でヤッていた。
出し切ってから俺は拭くのもそこそこにシャワーを浴びた。
結局最後まで見ずに出してしまった。
シャワーから上がるとそっくりさん2人がインタビューに答えている。
その2人のインタビューを聞いて俺は一個引っかかる事があった。
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