BL小説(TIGER&BUNNY編3)

□☆【虎兎】その先へ
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「も、…外し、て…お願、い…」

三脚で立てられたカメラがバーナビーの痴態を写している。
今、バーナビーは虎徹の手によって両手を上げた状態で縛られたまま押さえられている。
足を開かされ、ローションで濡らした虎徹の指が秘所を出し入れしていた。
性器の根本を縛られ、吐き出す事も出来ず、プクプクと先走りだけが溢れていた。

「だ〜め」
「あ、あぁ、らめ、もぅ、イキた、ぃ…からぁ…」
「このまんま、イきな?」
「…もぅ、やら、ア、ン…む、り…んぁ、」

ジュブジュブと水音が激しく鳴る。
指を出し入れしながら虎徹はバーナビーの右乳首を軽く噛んだ。

「あぁあっ…?!」

ビクンと身体が跳ねる。
わざと音を立てて乳首を舐められたバーナビーは首を横に振りながら喘ぎが大きくなっていく。
指がバーナビーのイイところを刺激し続ける。
次第に太腿が痙攣し始めた。

「あっ、あっ、や、だめっ、そこ、ばっか…もっ、なんか、んぁっ、クルッ、こわいっ、こて、つさっ…んんっ…た、すけ、て…」

今までにない快感がバーナビーを襲う。

「…怖くない…俺がついてる…感じるまま、イケ…バニー」
「あっ、や、だっ、ゆびで、イキた、くなっ…もっ、やめて、こて、…さっ、いっ、んっ、あぁっ…」

虎徹に囁かれ、弄られて、バーナビーはギュゥギュゥと指を締め付けた。
限界が近い。
腰を浮かせ、足先がピンと伸びる。
虎徹は埋め込んでいる指の速度を早めた。

「やらっ、こわいっ、なん、かっ、あぁぁ、あっ、やらぁっ、あっ、あっ、ああぁぁっ、っっっーーー、っっ……………!!!!」

グッと身体中に力が入ったかと思うと次の瞬間ビクッビクッと痙攣を起こした。
吐き出す事もせずにバーナビーは上り詰めた。
痙攣が収まるのを待ってから虎徹は入れていた指をゆっくり引き抜いていく。

「…ふぅ…んん、ん…」

身体全体の力が抜けたバーナビーの瞳は宙をさ迷っていた。
虎徹はバーナビーの手の拘束を優しく解いて、その隣に横たわる。
振り乱された髪を指先で解き、撫でる。

「…頑張ったな、バニー」

抱きしめようとバーナビーに触れると身体がピクッと跳ねた。

「バニー?」

虎徹の呼びかけにも応えない。
放心状態だ。

「俺を見ろ、バニー」

視線を追うようにして顔を覗き込むとやっとバーナビーが虎徹を見た。

「…こ…つ、さ…」
「大丈夫か?」
「…ぁ…」

汗と涙で濡れた顔がふわりと幸せそうに微笑んだ。

「…クソッ…」

舌打ちをした虎徹はバーナビーの膝裏に手を差し入れて持ち上げながら開かせると股に身体を入れ、秘所に性器を充てがう。

「…お前…可愛すぎ…」

グッと腰に力を入れ、中へ差し入れた。
ドライでイったからか、すんなり虎徹を受け入れていく。

「あ、あぁ、…おっ、きぃ…」

指とは比較にならないくらいの太さがバーナビーを襲う。
一気に腰を進めて、お互いの肌が触れるくらいになると虎徹は大きく息を吐いた。
膝裏に腕を掛けたまま、上体を倒しバーナビーの唇にキスをする。

「…ぜんぶっ…入ったぞ」
「…ぜんぶ?」
「…あぁ」
「…嬉しぃ…」

手が自由になったバーナビーはゆっくりと腕を虎徹の首に絡め、

「やっぱり…貴方がイイ…」

バーナビーの放つ色気に中に埋めた虎徹のそれが大きく脈を打つ。

「…くっ…」

虎徹がギリギリまで抜き、また打ち付ける。

「あっあぁっ…?!」

中を擦られ、バーナビーの身体が跳ねる。
止まらないとでも言うように虎徹は腰を打ち続けた。
1回イッてしまったバーナビーの身体は快感しか得られない。
打ち付けられる度に喘いで虎徹の背中に傷を残す。

「…くっ、ん…も、ばにぃ…」
「あぁっ、んん、や、…イイっ、おく、きもち、いっ…もっ、とっ…」
「…ばに、イク、なぁ、いいか?…出ちま、うっ…」
「ぼくっ、もっ、イッ、ちゃうっ、あぁ、あン、っしょにっ、ねっ?…あぁっ、こて、つさっ…」

打ち付ける速度を早め、虎徹はバーナビーの唇に重ねた。
自分と虎徹の腹で擦られたバーナビーは精液を吐き出す。
身体が痙攣している中、虎徹もまた奥へその欲を注ぎ込んだ。




バーナビーは気を失っていたらしく、気がつけば虎徹の腕の中だった。

「大丈夫か、バニー?」

先ほどとは違い、優しい笑顔の虎徹。
バーナビーは大丈夫だと声を出そうとしたが、出なかった。
口だけがパクパクしている。

「…あぁ、無理に喋ろうとすんな」

虎徹はバーナビーを抱き締め、背中をポンポンとリズムよく叩く。
その心地良さにバーナビーは徐々に瞼を閉じ、深い眠りについた…



おわり…
 

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