二次創作

□【ルナミ】これはLOVEなの?
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あいつはなんであんなむちゃばっかりするのよ。
傍にいても心配で心配でたまらない。
まぁ・・・あいつはゴムで凄く強いから、心配なんていらないんだうけど・・・

「どうしたんです、ナミさん?」

サンジがナミに話しかけた。
いつものように紅茶の用意をして・・・

「え?どうもしないわ。」

サンジの入れた紅茶を受け取りながら笑顔で答える。

「・・・そうですか?」

・・・サンジくんにはバレるなぁ・・・・

ナミが苦笑いをすると

「・・・ナミさん、溜め込むのは美容にも悪いよ?」

観念しなさいと言わんばかりにサンジがナミの前の席に座る。

「いやね、うちの船長はなんであーも無茶するんだろうなぁと思ってね〜〜」

少し明るく言ってみた。
サンジは足を組み、タバコを取り出し火をつける。
一口、二口吹かし

「ん〜・・・ルフィだから?」

と、ウィンクして答える。
ナミは思わず、プッと吹き出した。

「何そのカテゴリー??」
「だってそうだろ? あいつの事なんてどのカテゴリーにも属せねぇって」

サンジはタバコを吹かす。

「まぁね〜。」

頬づえをついて甲板でウソップとチョッパーと遊んでいるルフィを見た。
子供みたいにキャッキャッと走り回っている。

「・・・ルフィが羨ましいよ・・・」
「え?なんでサンジくん?」

ナミの質問にフッと小さく笑い、タバコを消すと少しナミに顏を近付けて

「・・・分かってるでしょ?俺はナミさんが好きなんですよ?」

近すぎる顏と低い声で言われ、少し顏を赤くした。

「サンジイイィィィィィ!飯いいいいぃぃぃ!!」

と、勢いよくルフィがサンジめがけて飛び込んできた。
そのルフィを足蹴にし、

「飯ならさっき食っただろうがあっ!!」
「腹減ったんだよ〜〜!サンジ〜〜!」
「・・・ったく・・・。ちょっと待ってろ。おやつ持って来てやる。」

舌打ちをしながらサンジはキッチンへと消えていった。

「・・・ったく・・・。油断も隙もねぇなぁ、サンジ。」
「・・・え?」
「お前っ。サンジに口説かれてたろ?」

図星を突かれ、驚くナミ。

ルフィなのに・・・鋭い・・・

「そっ、そんなのいつもの事でしょ?」
「いや。いつものとは全然ちげーよ。」

鋭い目でルフィがナミを見据える。

・・・なに?
ルフィの目・・・怖い・・・

ナミは見た事もないルフィの目に怯えた。

「・・・ナミ・・・」

囁かれるルフィの声は柔らかい・・・
しかし目から・・・逸らせないほどの強い怒り・・・?

ルフィは動けないでいるナミを見て、ハッと我に返りいつもの笑顔をした。

「・・・ルフィ・・・?」
「ルフィー!ほらっ、おやつ出来たぞーー!!」

問いかけるように声を掛けようとナミが口を開いたと同時にサンジがルフィを呼んだ。

「おぉーー!!」

声のする方に大きな声で返事をすると、
ほら、お前も来いよっ!といつもの笑顔で言い、キッチンへと入っていった。

「・・・〜〜・・・」

ゆっくりとため息を零し、その場にへたり込むナミ。

「・・・なによ・・・あの目・・・。まるで・・・」

そう。
まるで・・・
獲物を狩る"雄"の目だった・・・
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